世の中が変わるのを実感します

ロシアによるウクライナ侵略、米国によるイラン攻撃と、大国がこれまでの国際条約を無視した行動をとり、誰も咎めることができないのをみていると、まるで中世に逆戻りした感じがします。

まもなく80歳を迎える大統領の陰に隠れて、戦争を勃発させている主役がだれかを知りたくなります。もう、デモクラシーとかダイバーシティーと言っている時代ではないのです。人工知能AIがさらに進化すると、これまでの国家を単位とした経済力や軍事力によるパワーバランスが一変し、想像を絶するような社会になりそうです。

今年の冬に訪れたタイのチェンマイおよびベトナムのハノイには多くの仏教寺院があります。僧たちの動きを見ていると、時の流れを忘れさせてくれました。  2026.3.8.

今日は、62回目の結婚記念日です。大好きな薔薇を買ってきました。

ハノイは “小” パリといった感じ

1月にはチェンマイに出かけたところですが、旅というのは一度出かけると、癖になるものです。娘と孫娘が同伴してくれるというので、今回も同じ東南アジアのハノイゆきのチケットを買ってしまいました。寒さ凌ぎが大義でしたが、2月末から神戸も春の陽気となり、現地も変わらぬ暖かさでした。

私は、インドネシアには現役時代たびたび訪れていましたが、ベトナムは初めてです。アメリカ軍が撤退したのが1974年1月。もう50年前になるのですが、チェンマイとはちがい、街は雑然とし、バイクが多く、凄まじいクラクションの音です。

私がフランス留学時代に、よくベトナム人と間違えられた記憶が蘇ってきます。オペラ劇場や大聖堂があり、フランス統治時代の名残が至る所にあります。まるで小パリといった感じです。

ベトナム料理を楽しむ

ホテルで紹介してもらったMadame Hien Restaurantは、ハノイ在住フランス人シェフが開いた創作ベトナミーズの店です。コロニアル様式の黄色い一軒家レストランで、門をくぐるとフランス郊外にあるオーベルジュ(Auberge)のようです。客はほとんどが高齢の欧米人で、落ち着いた雰囲気です。帰ってから日本語のガイドブックを見るとおススメの店になっていました。

かつてのハノイは、日本人に人気があったようですが、チェンマイと同様に、ほとんど日本人の人影を認めません。どうも私が選ぶのは、ひと昔前に人気のあった町のようです。

帰国してテレビをつけると、米国のイラン爆撃のニュースが報じられていました。 2026.3.7.

大賑わいの「摂津岡本梅まつり」

岡本梅林公園は東灘区の花として親しまれる「梅」が約200本、紅梅・白梅など上品な色づきで梅の名所として名高い公園です。早咲き・遅咲きの梅があり長い期間ゆったり楽しめます。

私は、毎年欠かさずに梅見物に出かけています。桜よりも、梅の方が春の訪れを静かに感じさせてくれます。梅に取り囲まれながら、高台から街並みを見下ろしていると、1年間の出来ごとが思い出されます。ここに来ると、普段会わない方々とも出会います。東灘区の保健所長をしていた大学時代の同級の平海くんとは何回か出会いました。

今年は2月22日が、梅まつり実行委員会が主催する「梅まつりの日」、折からの陽気に、大賑わいです。公園内に地元の自治会による出店が数店ありますが、静かな雰囲気は守られています。地元酒造の梅酒の原酒を頂きました。

「梅は岡本、桜は吉野、蜜柑紀の国、栗丹波」

「岡本梅林」は、1796年頃「摂津名所図会」に紹介されるほど、江戸時代から有名な梅の名所でした。大正末期まで西摂津の梅の名所として、「梅は岡本、桜は吉野、蜜柑紀の国、栗丹波」と謳われていました。昭和13年の阪神大水害で大半を喪失し、昭和20年の神戸大空襲で焼失、その後の宅地化でほとんどの梅を失ってしまいました。

昭和57年に、神戸市が岡本梅林公園を開園、その後、地元の梅まつり実行委員会が阪神淡路大震災の復活を願って「梅まつり」を開催、年々賑わいを増しています。(神戸市建設局公園砂防部緑地課)

摂津岡本梅まつり実行委員会ポスターより

因みに、2025年3月13日2022年3月1日のブログにも取り上げています。

2026.2.22.    透子ファミリーと。

3歳から始まるインドの多様性・多言語教育

今朝の新聞で、「覚醒インド14億人、AI世紀の申し子たち」、副題として、「知の未来図―3歳から始まる国家戦略」という記事が目に止まりました。

かねてより、インド人は数学が得意と言われ、米グーグル親会社アルファベットのスンダー・ピチャイ氏、米マイクロソフトのサティア・ナデラ氏、米IBMのアービンド・クリシュナ氏とIT界のグローバルリーダーの多くがインド出身者であり、私が懇意にしていた米スタンフォード大学の小児科学教授もインド出身者です。偶然か、それとも国家戦略から生まれた必然か。

今や世界中で、知の領域には生成AIが侵食し、誰もが広がる分断や対立に歯止めをかけられない不透明な社会情勢にあります。時代を生き抜くヒントが、今のインドにあるというのが記事のねらいです。

大小1600の言語が飛び交う多民族国家で、リーダーになるために必要な条件は、他者を理解し、共感を得る力。その礎になるのが「多言語教育」で、世界的リーダーの輩出に結びつくのです。18歳の卒業までに、バイリンガル(2言語の話者)どころか、クアトロリンガル(4言語の話者)になるそうです。

インドが2020年に公表した早期教育を全国規模で広げると明記した新教育政策は、これは単なる人材育成策ではなく、人間の「知」をもう一度鍛え直す、国を挙げた強力な国家戦略です。多様性のある超競争社会にもまれ、言語能力を磨き、ITにも強く、ハングリーさも兼ね備えるインドの子供たちは、まさにAI世紀の申し子と言えるようです。

2026.2.21.

科学とは一体何なのか?

去る2月12日、化石燃料による発電や電気自動車(EV)の普及促進など、脱炭素関連政策の法的根拠を白紙にすることで、「史上最大の規制緩和措置となる」とトランプ米大統領が主張した――そのような報道があり、世界を驚かせました。

トランプ氏が撤回したのは、オバマ政権下の2009年に米環境保護局(EPA)が示した、「温室効果ガスが公衆の健康・福祉を危険にさらしている」という科学的認定です。これを同氏は「事実面でも法律面でも全く根拠を欠いている」と批判し、さらに「(温室効果ガスを排出する)化石燃料は世界中で何百万人もの命を助け、何億もの人を貧困から救い出した」と主張して、化石燃料を擁護しています。

その背景には、AI(特に生成AI)の急速な普及により、データセンターの電力消費が爆発的に増加するという見通しがあります。2030年には世界の電力需要の2%以上に達する可能性があり、これは日本やカナダの年間電力需要に相当するともいわれます。そうした状況では、化石燃料なしには需要に追いつけない――そのような考え方があるのかもしれません。

科学的に認定されたことを「真」と信じてきたこれまでの価値観が、政治家の一言で一気に覆される。そう感じると、これまで科学者たちは一体何をしてきたのか、という気持ちになります。長年、医学研究に携わってきた身として、耐え難いものです。

そこで私は、地球温暖化に対する化石燃料の影響が、科学的にどのように証明されているのかを改めて確認したくなり、チャッピーくんに相談しました。すると、最近の米国(トランプ米大統領の主張)では、科学そのものが覆ったというより、「規制の根拠(法的・行政的な土台)を撤回する判断」が先行している――そのような構図だというのです。

あわせて、各国政府が承認する気候変動に関する評価報告書(IPCC)も紹介してくれました。科学的には、累積CO₂排出量と気温上昇はほぼ直線関係にあり、温暖化が人為要因で説明されることが示されており、「温暖化と化石燃料は無関係」という“科学の否定”は成立しない――そのような内容でした。

医学は自然科学と社会科学のはざまに位置し、政治と全く無縁の世界ではありません。時の政権により大きく影響を受けます。しかし、少なくとも自然科学分野の研究では、政権の意向に左右されることなく、科学的事実の追求を続けたいものです。

頑張れ、科学者たち。

2026年2月14日

トースター内で、アルミホイルが熱くならないのはなぜ?

ピザを温めようと、アルミホイルに乗せて、トースターで熱しました。ピザは美味しく焼けましたが、驚いたことにアルミホイルが全く熱くないんです。なぜだかよくわかりません。早速、チャッピーくんに問いかけました。

すると、「不思議に感じますが、わりと「あるある」です。ポイントは トースターの熱の主役が“空気”ではなく“赤外線(放射)” で、さらに アルミの性質 が効いているからです。」とのこと。

トースターのヒーターは赤く光って、主に 赤外線をピザ(食材)に当てて 加熱します。一方、庫内の空気はオーブンほど強く循環せず、温度も均一になりにくいので、周りの空気でホイル全体が熱々になる という感じになりにくいです。

アルミは 赤外線をよく反射します。だから、ホイル自体がヒーターの赤外線を吸収して熱くなるよりも、反射してしまってホイルが温まりにくい ことが起こります。

料理好き・理科好きの人には「あるある」ですが、一般には意外と知られていません。なので「常識というより、知ると納得する豆知識」に近いとのこと。

アルミ箔に触れてみようとして、トースターの壁面に触れないようご用心を。 2026.2.10.

ChatGPTによるイラスト

立春と小鳥の囀り

立春(2月4日)は、暦の上では「春の始まり」ですが、体感はまだ冬のまま——その“ずれ”の中で、川の水音と小鳥の囀りだけが先に春を知らせてくれる感があります。

春日野道にある神戸医療福祉センター「ひだまり」に向かう途中、布引川を覗き込むと、小鳥の囀りが聞こえました。
その時は、春が近づいてきたとの思いだけでしたが、その鳥のことが気になり始めました。早速チャッピーくんに相談することにしました。

わたし:

「布引川の河原にいた、羽毛は黒と白で、姿形は燕に似た小鳥の名前は何ですか?」

チャッピーくん:

その特徴(燕っぽい細身+白黒、川辺で見かけた)だと、いちばん可能性が高いのはハクセキレイ(白鶺鴒)です。体型が横長で尾が長く、黒白のコントラストがはっきりした“川の常連”です。 尾を上下にフリフリしながら、地面(護岸・砂地・道)を歩く → ハクセキレイっぽいです。

白黒のセキレイは、 セグロセキレイ もよく似ています。最後にここだけ確認できるとほぼ決まります:

  • 頬(ほっぺ)が白く見えたハクセキレイ寄り
  • 顔〜喉が全体に黒っぽく、頬も黒く見えたセグロセキレイ寄り。

もし覚えていれば「頬が白かった/黒かった」だけ教えてください。かなり絞れます。

わたし:

残念ながら、そこまでよく観察していませんでした。今後は、できるだけスマホで写真・動画を撮っておくことにします。

2026.2.4.

ハクセキレイ ChatGPTより

新しい三宮を発見しました

神戸市立博物館で開催されているゴッホ展に感動したと言う、友人の岡田さんからのメールに触発されて、予約なしに出かけたところ、案の定2時間待ちの行列です。しかも時折、氷雨が降る中です。

ここでの2時間待ちは余りにも厳しいので、早々に諦め、京町筋を歩いていると、まだ昼間だと言うのに、陽が斜めから差し込んできます。
旧居留地の中央を南北に貫くこのメインストリートは、異国情緒漂うレトロな歴史的建造物と、高級ブランドショップやカフェが立並ぶ、おしゃれなエリアです。まるで、チュイルリー庭園のあるオランジュリー美術館からサン=トノレ通りに抜ける、冬のパリの街にいる気分です。

オシャレなカフェでお茶でもと思い、メニューを覗き込むと、何とティー・セットが5千円。見間違いかと確かめても5千円。確かにケーキが山盛りされていました。氷雨降る中を、トボトボとセンター街まで辿り着きました。学生時代からよく行った喫茶店「BONTON」を思い出し、何十年ぶりかでコーヒーを頼みました。入ると、店の佇まいは昔の面影が残っています。店は客がいっぱいで、運ばれてきたコーヒーの味は昔のままです。半世紀前にタイムスリップした感じです。

会計を済ませ、店を出る前に、「自分は昔よく通っていたこと。コーヒーの味が昔と変わらず感激したこと。」を伝えると、その答えが、何と「この店は明日で閉店する。」と聞かされ、まさに諸行無常の響きありです。

バスに乗って、自宅に戻り、娘の買ってきてくれた「しるこ」を食べながら、今日の半日のさまざまな出来事を振り返っているところです。

今回は、ファン・ゴッホの名作《夜のカフェテラス(フォルム広場)》(1888年・油彩)が、展示されています。2027年にも、ファン・ゴッホの名作《アルルの跳ね橋》(1888年・油彩)を含む展覧会が再び神戸で開催されるそうです。次回は見逃さないようにしなければ。でも、その前に、生きているかな。2026.1.30.

寒い夜にはトム・ヤム・クン

このところ、連日寒波が日本を襲っています。昨晩は、孫娘と久し振りに夕食を共にする日です。

身体が温まるように「鶏の水炊き」にしました。ネットで調べると、 鶏もも肉を鶏がらスープの素で予め炊いた中に、白菜、長ねぎ、えのきだけ、椎茸を加え、絹ごし豆腐を入れるだけの簡単なレシピです。

余りに、簡単なものだったので、デザートは彼女の大好きなイチゴ、ワンパックを準備しておきました。

彼女は、いま後期試験の真っ最中とのこと、ChatGPTの活用法について知りたいことがあったのですが、次回に回し、早々に自室に帰りました。

今夜はトム・ヤム・ガイ

世界の3大スープとの一つと言われるタイ王国のトム・ヤム・クンについては、前回のこの欄で触れました。「暑いタイでこそ食べられる」ようになったのは、暑さに逆らうというより、暑い環境で“都合がいい”味と役割を持っているからだと紹介しました。

しかし、日本のこの寒さ厳しい中で、額に汗しながら、食べるのもありではないかと考え、タイ製「トムヤムクンの素」をネットで見つけ、購入しました。

昨夜食べた「鶏の水炊き」に、この「トムヤムクンの素」を入れて混ぜるだけで、チェンマイで食したスープの再現です。でも、「クン」はエビのこと、これは鶏なので「トム・ヤム・ガイ」です。

この寒さの中、セーターを脱ぎ捨て、額はじっとりと汗ばんできました。

二晩続けて、美味しく頂きました。

チェンマイ(Chiang Mai)への旅 3

ただいま。
丸一日かけて、帰国してきました。同行の山本氏がアレンジして下さった北京経由での割安切符で行ったので、しかも、北京での乗り継ぎが上手くいかず、空港のラウンジで12時間以上過ごすことになったのです。

まあ、急ぐこともない旅でもあり、空港でスマホでもと思ったのが大間違い。
ここでは、Googleが通じず、私のスマホでは普段使っているG mailでは交信できなのです。
空港の職員に聞くのですが、要領を得ません。
これも、高市発言の所為かと。あまりしつこくして、抑留されてはと、大人しく辛抱していました。
でも、日本到着が遅れることを、娘に伝えないと心配するだろうと思うと気が気でありません。いろんな手法を試していると、G mailでの発信では受け付けないが、iCloudのアドレスでなら通じることがわかり、ホッとしました。
22日夜遅くに無事、帰国できました。

もう北京空港は懲り懲りです。Chiang Maiでは、中国人も、アメリカ人の団体も多く、平和なものでした。まあ、世の中、いろんな世界があるのがよくわかります。

このところ、私と同年輩の友人たちの間では海外旅行ばやりです。高校同期の三浦さんはマルタ、トルコへ、岡田さんはエジプト旅行を考えているとか。また、大学の同僚根岸君はベトナムへ行ってたとか。今回の私の旅は、喜寿の若者と一緒だったので家族も安心していました。みなさんそれぞれにサポーターを帯同しての旅だったようです。 2026.1.25.