日本人の平均余命は短くなり始めている

超高齢社会を迎え、国会では年金問題や医療費といった高齢者を対象とした話題が多いが、与野党ともに話切れが悪い。さらに、2024年の出生数が過去最少の68万6061人、9年連続の減少で前年に比べ5・7%減っているという厚労省の発表で、ますます高齢者は肩身の狭い思いです。

あと何年生き続けるのか

 高齢になると、後いったい何年間生き続けるかが気に掛かります。昨年7月に公表された厚労省の簡易生命表で調べたところ、男の平均寿命(0歳の平均余命のこと)は81.09年、女の平均寿命は87.14年です。年齢ごとのデータによりますと、85歳の私は、平均であと6.29年生きることになっています。老後の生活設計を行う上でのひとつの参考です。

日本人の平均余命は短くなり始めている

驚いたことに、平均余命はどの年齢層においても、2020年をピークに短縮に転じています。厚労省は、この短縮について新型コロナの流行が原因だとしていますが、年度を追うごとにさらに短縮していきそうです。次回の厚労省の発表は、昨年の例から7月末になると思います。大幅な増加がないと大きな問題です。この短縮は、医学的というよりも、社会的要因(福祉的側面)に基づくと考えられるからです。

男女別に、0歳、20歳、40歳、65歳、75歳、90歳の各年齢群で、平均余命と対前年度の平均余命の差を一覧表として整理してみました。

中村肇 2025.6.11.

追加:

早速、AIくんに相談したところ、次のような試算が返ってきました。

Q:平均余命が1年短縮、2年短縮のシナリオで、75歳以上の後期高齢者人口はどのように変化するか試算して下さい。

AI:ありがとうございます。ご質問の件について、以下のように試算できます。

現状(平均余命13.5年)は、1,940万人。

平均余命1年短縮(12.5年)で、約1,796万人、約7.4% 減少で、約140万人減少となる。

平均余命 2年短縮(11.5年)で、約1,653万人、約14.8% 減少で、約290万人の減少となる。