秋のお彼岸に墓参り

秋のお彼岸は、秋分の日を中日として前後3日間、計7日間がお彼岸です。中日は過ぎましたが、今日は朝から風もなく、雲ひとつない快晴です。
私にとって退院後初の車での外出となりますが、娘家族に連れてもらい、今年もお墓まいりに行くことができました。我が家の墓は、尼崎市の如来院というお寺にあります。

お彼岸にお墓参りするのは

お彼岸に墓参りするのは日本独自の風習で、仏教のルーツであるインドや中国にお彼岸という行事はないそうです。
ご先祖があの世にとどまり、お盆やお彼岸の時期になると、この世にやってくるというのは、お釈迦様本来の教えではなく、仏教が伝わる以前から存在していた、わが国古来の先祖崇拝信仰の名残りのようです。

彼岸(ひがん)と此岸(しがん)の交流の場がお墓

春分の日と秋分の日には、太陽が真東から上り真西へと沈む、この時期に先祖供養をすることで、ご先祖さまの冥福を祈るとともに、自らもいつか迷いのない彼岸に到達できるよう願い、お墓が、彼岸(あの世)と此岸(この世)、すなわちご先祖と私たちとが交流できる場となったようです。

ほんの1か月前には、ほとんど彼岸に渡りかけていました。今こうして、先祖の墓前で孫娘と並んで手を合わせている自分に何とも言えない感じでした。これからも、何が起こるか予測がつきませんが、しばらくは、此岸で精一杯生きたいと思います。
2022.9.25.

 

子どもが幸せを運んでくる

「こども家庭庁」が、来年年4月に設置されるそうです。これまでの女性が働きやすい保育園づくりではなく、子どもたちが幸せに過ごせる社会が期待されます。

若い夫婦にとって、子どもを産み、育てることが無上の楽しみであることは、今も昔も変わりなさそうです。我が子の手を引くご夫婦やボール蹴りの相手をするお父さんを公園で見ていると、こちらまで幸せになります。

それを阻んでいるのは、子育ての経済的負担が、若い親たちに余りにも大きいことです。

子育ては、貧困対策の福祉でなく、経済的格差をつけずに、子どもたちが平等に育まれていく社会づくりです。国民全体が一丸となって子育てを楽しめる世の中づくりが大切です。

子どもが幸せを運んでくることを子育ての経験のない若者たちに伝えたいと思います。

子どもたち、バンザイ!

台風一過、自宅近くの幼稚園や公園から、子どもたちが思い思いに発する甲高い声は、明るい未来を感じさせてくれます。

2022.10.2.改変
2022.9.23.

ようやく秋の訪れ

長らく外出していませんでしたが、ようやく朝晩が涼しくなり、近くにある公園まで朝早く出かけるのを、このところ日課にしています。

公園のベンチには、私のような高齢者だけでなく、中年の人たちも腰を下ろし、リハビリに努めておられます。特段、会話するわけではありませんが、仲間のいるほうが落ち着きます。

朝は、空気が澄んでいるので、六甲の山並み、山頂付近もくっきりと見え、体調がすぐれなくても、清々しい気分になります。

今年生まれたと思われる子スズメたち十数羽が、群れになって、樹々から地面に飛び降りたり、飛び上がったり、忙しそうに動き回っています。

地面を見下ろすと、アリたちが、一匹一匹、思い想いの方向に向かって、蛇行しながら動き回っています。何を目標にしながら動いているのか全く見当がつきません。

彼らは、匂いセンサーに反応して動てると思いますが、余りにも別々の方向に向かっているので、考え込んでしまいます。

数年前に、病を患った際にも自分が同じ行動を取っていたことを思い出し、思わず吹き出してしまいました。もう少し離れたところにある公園まで足を延ばすのが、次の目標です。
2022.9.18.

 

80歳の壁を過ぎたら、人生で一番幸せな20年が待っている

娘が、最近、本屋さんに立ち寄ったついでに、精神科医和田秀樹さんの書かれた、「80歳の壁」という新書本を買ってきてくれた。

その帯封には、「80歳の壁を過ぎたら、人生で一番幸せな20年が待っています!」となっています。810万人「団塊の世代」に朗報!老親を持つ世代必読ともなっています。

娘は、中身をよく見ずに、80の壁を越えたところにいる私を、元気付けようと買ってきてくれたに違いありません。

読み進めていくと、高齢者の身体的、精神的苦悩への対処法、医者へのかかり方が書かれいるだけで、80歳を過ぎるとどうして一番幸せな時代だと言えるのか思って、同年輩の妻に話すと、言下に、「ぼけるからやんか!」と言われ、変に納得しました。

2022.9.15.

熱性けいれんに慌てないで

新学期が始まり、マスク着用下とは言え、対面での生活に戻りつつあり、なんだかホッとします。でも、子どもは、秋口から冬にかけて、いろんな種類のウイルスにかかり、しばしば高熱を出します。

熱性けいれんとは、38℃以上の発熱によって起こるけいれんで、生後6か月から満5歳までの子どもにみられる病気です。多くは5分以内におさまるので落ち着いて対応すれば、問題がありません。万一、けいれんが5分以上続く場合には救急車を呼んで子ども急病センターを受診してください。

熱性けいれんは自然に治り、基本的に後遺症を残さない病気です。予防接種を積極的に受けて発熱を防ぐことが、予防につながります。

熱性けいれんは、日本人の5~10%程度に起きるといわれており、子どもに多い発作性の病気です。熱のない時でも起きる発作性の病気であるてんかんとは、区別されます。
2022.9.7.

中村 肇