秋のお彼岸に墓参り

秋のお彼岸は、秋分の日を中日として前後3日間、計7日間がお彼岸です。中日は過ぎましたが、今日は朝から風もなく、雲ひとつない快晴です。
私にとって退院後初の車での外出となりますが、娘家族に連れてもらい、今年もお墓まいりに行くことができました。我が家の墓は、尼崎市の如来院というお寺にあります。

お彼岸にお墓参りするのは

お彼岸に墓参りするのは日本独自の風習で、仏教のルーツであるインドや中国にお彼岸という行事はないそうです。
ご先祖があの世にとどまり、お盆やお彼岸の時期になると、この世にやってくるというのは、お釈迦様本来の教えではなく、仏教が伝わる以前から存在していた、わが国古来の先祖崇拝信仰の名残りのようです。

彼岸(ひがん)と此岸(しがん)の交流の場がお墓

春分の日と秋分の日には、太陽が真東から上り真西へと沈む、この時期に先祖供養をすることで、ご先祖さまの冥福を祈るとともに、自らもいつか迷いのない彼岸に到達できるよう願い、お墓が、彼岸(あの世)と此岸(この世)、すなわちご先祖と私たちとが交流できる場となったようです。

ほんの1か月前には、ほとんど彼岸に渡りかけていました。今こうして、先祖の墓前で孫娘と並んで手を合わせている自分に何とも言えない感じでした。これからも、何が起こるか予測がつきませんが、しばらくは、此岸で精一杯生きたいと思います。
2022.9.25.