いよいよ大晦日です

世界中で戦争が勃発し、国内では安倍派の幹部たちが東京地検特捜部の事情聴取を受け、ダイハツは安全装置における大規模な不正が顕在化、全車種の生産ストップに追い込まれています。ビッグモーターの不正もありました。

最近の多くの事件を見ていると、職場の倫理観の欠如がその根底にあります。これらは氷山の一角、あなたの職場でも再点検しては。働き方改革で解決できるような問題ではなさそうです。

この3か月で、料理には大分慣れましたが、これまで家内に任せきりだった家計には悪戦苦闘しています。企業にはカストマー・サービスセンターがありますが、これは企業目線での仕組みで、お客様本位でない話題を二つ。

大変なスマホでの口座の解約

銀行口座の解約やカードの解約がいかに大変かよくわかりました。カストマー・サービスセンターに電話するのですが、なかなか出てくれません。10分以上辛抱強く待っています。出ても自動音声で次々と指示してきます。もたもたしていると、時間切れでもう一度やり直しです。

タチの悪いのが、時代の最先端を行くべきIT関連の通信会社です。相手が投げかけてくる質問に、スマホのダイアルで返答していると、突然「ここからAIがあなたに質問します」に代わります。

ダイアルではなく、音声で、「はい」「いいえ」と答えるよう指示されます。これだけなら、ダイアルで返事するだけで事足ります。挙げ句の果てに「よく聞き取れません」という。幸運にもオペレーターに繋がるとほっとします。半日仕事です。

リボ払いに面食らう

普段使わないクレジット・カードの支払明細をみていると、「リボ払い・年率15%」なっており、月々の支払いは大した額ではありませんが、未返済金が結構あるのに驚きました。慌てて残金を一括返金し、今後は「リボ払い」の取り扱いはしないようにと申し出たのですが、私のカードは、「リボ払い」が前提のカードで変更できないということで、即座に解約しました。

「リボ払い」という言葉は、耳にしていましたが、よく理解していませんでした。元金均等で、年率15%、30年払いになっています。中学生の孫に、「リボ払い」を知っているかと問いかけると、「ラジオでよう言うてるよ。高利貸しと同じで、注意するようにと。」

高齢者の皆さん、自分のカードの契約をよくご覧あれ。子供たちに借金を残さぬためにも。

良い年をお迎えください。  2023.12.31.

PDCAは時代遅れ?

政治資金や企業のリコールなど、つぎつぎと明るみに出ています。これらは、日本の社会構造そのものの歪みのような気がします。2000年代初めにも、品質管理の重大性が社会問題になり、その折に、品質管理の権威といわれる米国の統計学者ウィリアム・エドワーズ・デミングが1950年代に提唱した、マネジメント品質を改善するためのフレームワーク「PDCA」の重要性が指摘されました。

「PDCA」の意味とは?

「PDCAサイクル」は、Plan(計画)、Do(実行)、Check(測定・評価)、Action(対策・改善)という4つの業務プロセスで構成されており、P(計画)からA(改善)までが1サイクル。A(改善)まで進んだら再度P(計画)に戻ります。このPDCAサイクルを回し続けていけば、継続的に業務が改善され、自ずと業務の効率化や業績の向上をもたらすことができるという考え方です。

私自身も、「PDCAサイクル」の考えに共感し、研究面で、病院運営面での基本的な考え方として、当時取り入れていました。学生時代に読んだ、毛沢東選集「実践論」・「矛盾論」の考え方にも通ずるものがあり、納得がいくものでした。

PDCAサイクルは時代遅れ?

最近、「PDCAサイクル」という言葉を耳にし、目にすることがほとんどなくなりました。私には、この考えは当たり前で、今更話題にする必要がなくなったと解釈していました。

ところが、ネット上での記事を読んでいると、この考えは「古い」・「時代遅れ」と書かれているのを見て、驚かされました。「時代遅れ」の理由としては、高速に変化する時代の流れに合っていない、枠組みやルールを超えた新しいアイデアが出にくい、形骸化しやすいなどが上げられています。

PDCAサイクルの肝は、評価・チェックなのに

PDCAサイクルを回す際は、施策の評価・チェックが不可欠で、これには時間がかかり、評価・チェックを行っている間に状況が変わることが少なくありません。業務改善策として有効なPDCAサイクルですが、これに当てはめて行動していると、計画を中断することができず、状況が変化したとしても、すぐに実行するのが難しいというのが理由のようです。

いま相次ぐ企業のリコールや政治資金問題は、決して一部の企業、政治家の問題ではなく、品質管理を軽視する現代社会の風潮によるものであることがよくわかりました。人のいのちに関係する医療の場では、今一度、原点に立ち戻ってみては。2023.12.24.

 

 

 

映画「ナポレオン」を観て

ナポレオンの映画というだけで、昨日HAT神戸まで観に行きましたが、平日のせいか観客はまばらです。

18世紀末、フランス革命後の混乱に揺れるフランスで、若き軍人ナポレオンは共和国成立のために目覚ましい活躍を見せ、軍の総司令官に任命されました。ナポレオンは、クーデターを成功させて第一統領に就任、そしてついにフランス帝国の皇帝にまで上り詰め、最後は失脚し、セントヘレナ島に流刑されるまでの3時間近い大作です。

フランスの最高権力を手に、何十万人の命を奪う幾多の戦争を次々と仕掛け、フランスを「守る」ための戦いが、いつしか「侵略」、そして「征服」へと向かっていったのです。その戦闘場面は昔も今も変わりません。これは、人類がもつ「性」なのでしょう。

同時進行で、皇帝にまで上り詰めた英雄ナポレオンが、最愛の妻ジョゼフィーヌが妊娠できない身であることがわかり、不本意な離婚に追い込まれるシーンがあります。そこで、ナポレオンが ”I miss you.”と連呼します。”I miss you.” という英語表現だけが私の記憶に残っています。2023.12.15.

パエリアづくりにチャレンジ

パエリアは、スペイン・バレンシア地方発祥の米料理で、サフランに染まった黄色さが食欲を誘い、我が家のメニューのひとつでした。
スーパーでの買い物・台所仕事にも慣れてきた昨今です。パエリアの素になるスープを偶々見つけ、早速購入し、チャレンジしたところ、私がイメージしていたあの黄色さでなく、お米が茶褐色に染まり、米粒も日本米を使ったのでベタついています。
ネットでパエリアのレシピを検索していると、米粒が美しく黄色に輝く写真を見つけました(S&B)。他の2〜3のレシピも参考にしながら、米はバレンシア産を選び、出来合いのスープではなく、サフランとコンソメ顆粒でレシピをつくりました。出来上がりを見ると、もうひとつ納得いくものではありませんが、前回に比べて色・味はまあまあです。水加減、火加減にはまだまだ改善の余地がありそうです。
昔の化学実験で試行錯誤を繰り返しながら、習得していった時代を思い出しています。2023.12.14.今回の私のレシピ 4人前

材料:
バレンシア米(ZADAS)   1カップ
たまねぎ 1/2
にんにく 1片
えび 中5〜6尾
あさり 7〜8個
ほたて 5〜6個
プチトマト 5〜6個
レモン 1個
パセリ 適量
手順:
1. サフラン水の作成

サフラン(GABAN社製)ひとつまみ
コンソメ顆粒(味の素) 大さじ 1杯
カップの水に溶かしておく。

2. フライパンにオリーブ油を入れて、中火で温める。
3. きざんだたまねぎ1/2とみじん切りにしたニンニクを炒め、バレンシア米を入れ、米粒が透き通る感じがすると、サフラン水を加える。
4. 具材を並べる。
5. フタをして、弱火で15〜20分炊く。
6. 水分がほとんどなくなると、オリーブを並べ(あれば)、
7. 20〜30秒間中火で水分を飛ばす。
以上