梅雨明けが早かったのに、蝉の初鳴きが遅い

友人の岡田訓子さんから、「今年の夏の不思議:セミが鳴かない。姿を現わしても半分殻を脱ぎかけたまま可哀想に死んでいる。もしかして、全滅? 人間にもこんな日が来るのだろうか?」というメールが、7月12日に届きました。

私も気になっていました。高齢になると、蝉の鳴き声は、絶えず耳元で聴えています。部屋の中にいるだけでは、蝉の鳴き声か、難聴のせいか、はっきりしません。
7月13日朝に、確かめるべく、外に出て、いつも蝉が多くいる木々のところまで、足を運びましたが、聞こえてきません。
早速、物知りのAIくんに相談しました。

わたし:

蝉の初鳴きが遅いようですが?

ChatGPTのこたえ:

とても鋭いご質問です。
神戸の蝉初鳴き(目安):7月10日~14日頃が平年値。今年2025年:7月12~13日の時点で「まだ鳴いていない」報告もあり、例年よりやや遅れ気味。
この遅れは、梅雨明けの遅延や低温傾向と連動していると見られます。
「梅雨明けが早かったのに、蝉の初鳴きが遅れている」という現象は、2025年のような年にしばしば起こり得ます。

その理由として、
1.   今年(2025年)は6月27日に梅雨明けしましたが、その後も曇天や局地的な雨、北寄りの風の影響で気温の上がり方が鈍かった。

2. 地中温度の上昇が不十分だった。
蝉の幼虫は地中温度が20~22℃程度に達しないと地上に出てこないと言われています。今年は梅雨明けが早くても、地温の上がり方が緩やかで、土の中はまだ“春寄りの気温”だった可能性があります。

3. 梅雨明けが“形式的”だった可能性も
気象庁の「梅雨明け」発表は、その後の予想も踏まえて暫定的に行われます。
今年は「史上最速の梅雨明け」とされましたが、その後の気象が不安定で、実質的には“中途半端な梅雨明け”だったという見方もあります。

7月14日の朝、例年なら蝉時雨が聞こえてくる幼稚園の桜の樹からでなく、お隣の庭木から蝉の鳴き声が聞こえ、ホッとしました。でも、この木の名前を知らなかったので、再びAIくんに相談しました。

わたし:

今朝初めて蝉の声を聞きました。住宅街の木に数匹いました。写真のような木です。木の名前が分かりません。隣の桜には、まだいません。7月14日

ChatGPTのこたえ:

ありがとうございます。画像(IMG_3014.HEIC)を確認しました。
この木は、**ネズミモチ(鼠黐)**の可能性が高いです。住宅街や公園に植えられていることが多く、花や実は今は写っていませんが、ネズミモチは晩春〜初夏に白い小花を多数つける特徴があります。
ネズミモチなど早く温まる木には先に蝉が出現しやすく、桜など幹の太い木は遅れて蝉時雨の主戦場になる傾向があります。住宅地と森、公園と街路樹では地温や湿度が異なるため、同じ地域でも鳴き始めにズレが生じます。

7月15日朝現在、あちらこちらから蝉の鳴き声が聞こえてくるのですが、本命の桜の木からはまだです。 2025.7.15.

追記:

目を覚ますと、窓越しに蝉時雨。ホッとしました。

現在のセミに近い特徴を持つ昆虫の化石は、ジュラ紀後期〜白亜紀初期(約1億6千万〜1億年前)から見つかっています。その歴史は恐竜より古いようです。

セミは、寒冷な氷河時代を生き抜くために地中での生活を長くし、寿命を延ばし、また、大量発生することで子孫繁栄の確率を高める戦略も、進化の過程で重要な役割を果たしたとされています。

2025.7.20.