「こども基本法」って、どんな法律?

いよいよこの4月から、子どもたちの権利を守るために「こども基本法」が誕生します。この法律が、どんな内容で、これから何が変わるのか、よくわからないという方が多いのではないでしょうか。
日本は1994年に、国際条約「子どもの権利条約」を批准しました。その条約には「生きる権利」、「育つ権利」、「守られる権利」、「参加する権利」という4つの子どもの権利が定められていまが、日本国内ではこの条約についての関心が低いままで、子どもは「子ども扱い」されたまま、「子どもが主役」にはなりづらい状況が長らく続いてきました。
子どもたちが直面している問題として、児童虐待・ヤングケアラー・子どもの貧困・いじめ・個性や多様性を踏みにじる校則・教育格差など無数にあります。
「こども基本法」は、子どもの視点に立って、きめ細やかで、切れ目のない支援を行い、子どもにやさしい社会を目指すための法律です。

2023.3.1.

兵庫県地域子育てネットワークだより4月号