メタバース ボーダーレス社会への期待

最近、メタバースが、よく話題になっています。メタバースとは、一言でいうと「仮想空間」です。

メタバースのポイントは、現実世界に限りなく近い状態で活動できることです。現実世界と同じように常に時間が流れ続けている世界で、私たちはアバターに変身して、遊べ、集まってミーティングができ、Web上の空間で社会生活を送れるのです。私たちはアバターと呼ばれる自分の分身を介して、Web上の3次元の世界、仮想社会に入れます。

ZOOMの出現に当初は感動しましたが、何か心の通いがありません。さらに、進化したメタバースの可能性を見ていると、これぞこれからの高齢社会を楽しく生き抜くツールである気がします。

体力の衰えをカバーできるアバター

仮想空間といえば、SFの世界の話、ゲームやアート、音楽の分野の問題とばかりと思っていました。メタバースの世界、アバターを使って社会生活を送れる仮想世界なら、創意工夫をすれば、高齢者が若者に混じって、自分の想いを伝えることのできる、ボーダーレスの社会が夢ではなさそうです。

人間は、歳をとるにつれ、目、耳の反射は衰え、どんな頑強な人でも体力的な衰えは確実に訪れます。現実社会と仮想社会を自由自在に往き来できる時代が、もう目の前まで来ていることは楽しみです。
2022.10.27.