武器ではなく、心と脳を使った生き方を

今のウクライナを見ていると、何か100年前にタイムスリップした感じです。鬼畜米英と騒わぎ、大東亞戦争に突入した昔の日本が思い出されます。

人種の多様性が問題視される時代となり、これまでの白人優位の時代もそろそろ終わり、一方通行でない折り合いのつけ方が問われる新しい時代入ったようなきがします。これも、自然の流れでしょう。その中で、G7とか、クアッドとか、既得権益をもつ欧米諸国に、最近の日本はうまく利用されている気がしないでもありません。

赤穂岬の公園で出会った青年

先般、赤穂岬の灯台近くにある「かんぽの宿赤穂」に、夫婦で久方ぶりに出かけました。午後のひととき、散歩に出ると、灯台の周りにある広場で、テントを張っている一人の二十歳すぎと思える好青年と出会いました。今夜はここで仲間と一緒に花見をするのだと、目を輝かせて応えてくれました。

宿に戻り、部屋の窓を覗くと、先ほどのテントが見え、テントを支えるロープには、「日の丸の旗」と「旭日旗」が掲げられていました。旭日旗は、普段街中で目にするのは、右翼団体の街宣車くらいです。何となく違和感を覚え、夜になると大騒ぎをするのではと案じていました。

私の予想に反し、音楽が聞こえてくることもなく、数人の男性青年たちが、静かにテントの周りで食事をし、一晩静かに過ごし、翌朝いつの間にか立ち去っていました。

あの澄み切った青年の瞳をみていると、鹿児島の知覧特攻平和会館に展示されていた若い特攻隊員たちの知的で、澄み切った瞳の写真を思い出しました。恐らく、人並み以上に愛国心に溢れた若者です。

日本が、ウクライナや80年前の日本に後戻りしないことを願うばかりです。愛国心に満ちた若者を戦場に送ることがないように。

2022.6.14.