2020年を振り返って

今年は、社会的にも、個人的にも、大変な一年でした。

新型コロナという疫病は、まるで、情報ネットワークに乗っかって、あっという間に世界中に蔓延してしまいました。第一波における緊急事態宣言で、巣篭もり生活を送っていたところ、宣言が解除された6月初めには自らの病で入院する羽目になりました。3か月余りの入院生活で、幸い病は克服できました。

その後も、新型コロナ感染者数は増え続け、私のような持病を持つ高齢者は不要不急の外出を自粛せざるを得ず、精神的に厳しい生活を余儀なくされています。

同年輩の友人とメールや電話でお互いの巣篭もり生活を慰め、励まし合い、1日も早いワクチン接種を心待ちにする日々です。天気の良い日には、できるだけ外出し、物理的距離を十分に保ちながら、サルコペニアやフレイルにならないように気をつけています。

日本の新型コロナ対策は、防疫と経済の両立という方針が取られています。11月から12月にかけての第3波に対して、首都圏以外で感染者数が増えていても、GoToトラベルは継続され、国として積極的な感染抑制対策は取らない、模様眺めのウイズコロナです。

東京都で一日の感染者数が千人を超えるまでは、経済優先で、感染抑止策を取らないのが、国の当初からの基本方針のようです。

感染者数は一旦増加し始めると、指数関数的に増えます。米国のCAやNYといった都市では、一日千人を超えてからでは有効な手立てがなくなっています。感染対策は、その見極めが勝負です。

正月明けに、収拾のつかない状態になっていないことを念ずるのみです。

年末年始だけでなく、ワクチンの接種が始まる3月までは、駄文でも書きながら、静かな日々を過ごす覚悟です。

2020年12月28日