空海 密教のルーツとマンダラ世界

昨日、朝起きるとあまりの快晴なので、奈良博物館で行われている空海生誕1250年特別記念展を、ひとりで観に出かけました。

空海の教えは、「虚空尽き、衆生尽き、涅槃付きなば、我が願いも尽きなん。」この世の全ての物が消滅し、弘法の世界が尽きるまで、私は人々が救われることを願い続けるという意味のようです。

密教とは

衆生救済を願った空海が、人々を救うためにたどり着いたのが密教です。空海は、中国・唐にわたり、師匠の恵果(けいか)から密教の全てを受け継いだと言われています。
さて、密教というと何か神秘的で、恐ろしいと感じさせますが、空海は「密教は、奥深く文筆で表し尽くすことが難しい。そこで図や絵を使って悟らない者に開き示すのだ」と述べています。マンダラの世界として、その教を立体的な空間で表わしたもののようです。インドから中国やインドネシアへ、そして中国から日本へと   2024.5.10.