Looking at roses makes me feel refreshed.

The roses at Honmaya Rose Park are now in full bloom. Every year, around the holiday season, they bloom in various shapes and colors. I particularly love the large, deep red roses. There are many different types of roses, with tens of thousands of varieties worldwide.

There are 150-200 species of wild roses around the world, all of which are found only in the northern hemisphere, including Europe, North America, China, and Japan.

In the early 1800s, Josephine, the wife of Napoleon, collected wild and cultivated roses from around the world at the Malmaison Palace near Paris, and had her gardeners crossbreed them, a groundbreaking achievement before the laws of genetics were fully understood.

As a result, while the French Rose Catalog of 1791 listed only about 25 varieties, by 1829 it had grown to 4,000. It is said that without Josephine, rose breeding would have been delayed by a century, and she is considered a pioneer of modern roses.

The roses at the park seem to change every year

2023.5.8.

   

新時代はこの未来だ

十代、二十代の若者たちに人気のAdoの曲、「新時代 (ウタ from ONE PIECE FILM RED)」というポップミュージックがレコード大賞優秀作品賞に選ばれ、また年末の紅白でも歌われました。
ポップ・ミュージックには若い頃から関心のなかった私ですが、この曲を年末に初めて耳にし、そのリズムに今までにない強い衝動を覚えました。
テンポが速く、なかなか歌詞が聞き取れないので、ネット検索してみると、「メタモルフォーゼ」という単語を見出しました。

「新時代」の歌詞

新時代はこの未来だ
世界中全部変えてしまえば変えてしまえば
ジャマモノやなものなんて消して
この世とメタモルフォーゼしようぜ
ミュージックキミが起こすマジック
・・・・・・・・

この歌詞の中に出てくるメタモルフォーゼ(変態)という言葉から、四半世紀前に私自身が学生講義に使っていた一枚のスライド「文明のMetamorphosis」を思い出しました。

サナギからチョウになる変態プロセス

チョウは、サナギの中で幼虫の体の組織が少しずつ変化して、空を飛ぶ美しい成虫に変身します。サナギは成長するのではなく,自らの形態と行動様式を変える変態を行っているのです。われわれ哺乳動物は、個体としてこのような変態プロセスを持ち合わせていません。

人間社会のメタモルフォーシス ゆらぎ社会

戦後の高度成長期の人間社会は, 蝶の変態にたとえていえば、卵から孵化した青虫がどんどん成長してサナギになるまでの過程でした。ところが、ある段階まで成長すると、サナギのように、外目にはじっとして動かなくなったのです。
この変態期には、古い体質と新しい体質が同居して、それまでの発想では収まり切らないものが多発し、「ゆらぎ社会」となったのです。

若者たちが感じている現代社会

最近よく用いられる言葉に,「個性化」や「多様化」があります。これらは一見, 分かったようで、その実よく分からない言葉です。不登校の問題も、児童に問題があるのではなく、昔ながらの教育方法に問題が潜んでおり、子供たちが学校に行きたがらない気持ちが私にはよく理解できます。

昔のような画一的、均質的な標準モデルが当てはまらない社会になっていることだけは確かであり、「新時代」の歌詞から彼らの未来への期待がよく伝わってきます。

Metamorphose は動詞、Metamorphosis は名詞。

2023.1.3.

湯田温泉・萩への旅

寒波の中を、山口へ2泊3日の旅に出かけてきました。
湯田温泉は豊富な湯が湧き出し、駅には足湯場があり、町中に数多くの旅館が立ち並んでいます。
リーゾナブルな国家公務員共済組合の旅館、KKR山口あさくらは、自家泉源を有し、豊富な湯量で露天風呂はとくに快適です。

萩に路線バスで向かう

今回の旅は湯治が目的で、観光の予定は立てていませんでしたが、コンシエルジュの勧めもあり、翌日の朝から松下村塾のある萩に路線バスで向かいました。連なる峠道を越え、道中雪が降り始めましたが2時間ほど要して萩に着きました。
バスで乗りわせた地元の女性の勧めで、萩・明倫学舎前で下車しました。
強風の中を二人でヨタヨタと歩いていると、まるでイシグロ・カズオの小説「忘れられた巨人」に登場してくる老夫婦そのものです。

バス停からすぐのところにある藩校明倫館跡に、日本最大級の木造校舎旧明倫小学校があり、世界遺産「明治日本の産業革命遺産」を紹介するビジターセンターや「幕末ミュージアム」などがありました。

吉田松陰と松下村塾

松下村塾といえば吉田松陰が有名ですが、もともと創設したのは松陰の叔父である玉木文之進という人物が開いた長州松本村に開いた私塾です。塾名の由来は「松本村の塾」という意味だそうです。

幼いころの松陰は、彼のもとで学びました。わずか9歳で才能を認められて、藩校である明倫館の師範に就任したと言います。しかし1854年にペリーが来航した際、黒船に乗り込んでアメリカに密航しようとしたため、長州で収監され、翌年以降は実家である杉家で謹慎処分となってしまいました。その建物は松陰神社に現存しています。

その後、吉田松陰は1858年から59年に起きた「安政の大獄」で、老中首座の間部詮勝(まなべあきかつ)の暗殺を計画した罪で斬首刑になります。そのため彼が実際に塾生に教えを施していたのは2年あまりに過ぎません。

松下村塾の教育とは

長州藩の藩校である明倫館が武士しか入校できなかったのに対し、松下村塾は身分の低い足軽や中間、農民たちも学ぶことができました。そのため従来の教育機関では学ぶことのできない人々が松陰の下に集まり、そのなかから伊藤博文や山県有朋などが輩出されることになります。

いわゆる時間割は存在せず、松陰が各地で学んだ儒学や兵学・史学など多岐にわたるテーマが扱われました。授業形式も特徴的。ただ講義を聴くだけでなく塾生同士の討論が積極的に取り入れられ、時には塾生が講義をすることもあったそうです。

至誠通天

この吉田松陰が好んで用いた孟子の言葉があります。
「誠は天の道なり。誠を思うは人の道なり。至誠にして動かざるものは、未だこれ有らざるなり」という言葉です。
誠に背かないようにつとめるのが人の道であり、誠を尽くせば、それに動かされないものはない、という意味です。これを4文字で簡潔に表した言葉が「至誠通天」という言葉です。
この言葉は、私自身の「座右の銘」にさせていただきました。

長州ファイブ

幕末には日本から自由に西洋に渡ることは難しく、攘夷運動を推進していた長州藩士の洋行は至難の業でした。その中で、1863年5月に命がけで5名の長州藩士が技術を学び「生きた器械」となるべく、イギリスへ密航したのです。

「長州ファイブ」と称されるこの5名は、伊藤博文、井上馨、井上勝、遠藤謹助、山尾庸三であり、井上勝、遠藤、山尾が技術官僚となります。当時は、鉄道敷設や電信架設など近代化事業を政府が直接担当しており、西洋に由来する技術の進化を官僚が担い、「明治の技術官僚」として彼らは大きな役割を果たしたのです。
山口の街の至る所に「長州ファイブ」のポスターが貼られていました。

2022.12.18.

国民に夢を与える「こども家庭庁」に

子どもを増やす方向ではなく、子育て環境の充実を

来年4月発足を目指す新官庁「こども家庭庁」は、子育て支援や少子化対策を担当するということですが、初年度にあたる23年度予算の概算要求額は4兆7510億円です。
同庁に移管する厚生労働省や内閣府などの関連部局の22年度当初予算の合計と比較し600億円程度増えるだけです。
子どもを増やす方向ではなく、1人あたりの教育投資の重視など子育て環境の充実に向けた夢のある施策を打ち出してもらいたいものです。

子育て支援・教育関連の公財政支出の低い日本

2022年の出生数は80万人を下回りそうです。2017年の子ども関連支出の国内総生産(GDP)比は1.8%、先進国平均を大きく下回っています。GDPに占める教育に関する公財政支出(2017年)は、初等教育から高等教育まででOECD平均は4.9%、最も比率の高いノルウェーの6.7%に対して、日本は4.0%と低いのです。

防衛予算よりも子育て環境の充実を

我が国の防衛予算は今の対GDP比1%から、5年後には2%への倍増に関心が高まっています。これまで何度か防衛予算増が話題になりましたが、立ち消えになってきました。
戦後教育1回生の私の脳には、戦争放棄という新憲法の条文が今も鮮明に刷り込まれています。

保育士配置基準の見直しを

2015年度の見直しで、0歳児3名につき保育士1人、1,2歳児は6名につき保育士1人、3歳児は20人に1人、4,5歳児は30人に1人の保育士配置が国の基準となっています。どの年齢でも「おおむね」の人数とされていますので、この基準を元に都道府県が保育士配置基準を定めています。

子育て家庭で幼児3人育てるのは大変です。保育園では他人の子を育てるのです。そのストレスは計り知れないものがあります。いろんなトラブルがあっても何の不思議もない気がします。配置基準の見直しと国家的な予算措置を期待します。
2022.12.12.

人類に翻弄される自然界

地球の温暖化、二酸化炭素やメタンなど温室効果ガスの増加により生じた気候変動により、パキスタンでは国土の3分の1が水没する大洪水を、中国は歴史的な干ばつ被害を出しています。
身近なところにおいても、人類の手による自然破壊により、これまで考えられなかった変化が起きています。

「水至清則無レ魚、人至察則無レ徒」

神戸沖でのイカナゴ漁が近年不漁だそうです。その原因は、大阪湾の水質汚染対策により、プランクトンが減り過ぎたたためだそうです。
孔子さまは、「水至清則無レ魚、人至察則無レ徒」、水清ければ魚棲まず。あまりに清廉潔白すぎると、かえって人が近よらないことの喩えとして話されました。自然保護対策では、孔子の言、「過ぎたるは、なお及ばざるが如し」の方が当てはまるようです。

東京駅が浮き上がる!?

昭和40年代、東京湾岸の地盤沈下が進んだ時に、原因となる地下水の汲み上げが規制されました。そのせいで、地下水位が上昇し、上に建物などの重量物がない駅に浮力がつき、浮き上がりかねない危機に瀕したそうです。
その対策として、過剰になった地下水を、水質悪化に苦慮していた品川区の立会川までパイプで送水しています。品川駅と大井町駅の間で京浜東北線に乗車していると、線路の東側に青いパイプラインが見えます。

地下水と立会川のはなし – 東京慈恵会医科大学 外科学講座HPより

大地震が都市部の真ん中で液状化を

東北大震災に時には、東京の地下鉄で、一部に水が湧気出たそうです。阪神淡路大震災でも、液状化現象で道路にうねりが生じていました。
液状化は、地盤中の砂の粒子が水(地下水)に浮いた状態になることです。地下水位が高ければ高いほど液状化が発生しやすくなります。大地震が起きた際には、都市部の真ん中で、思いもよらぬ悪影響を及ぼすかもしれません。

2022.10.26.

学校で出会った友は、生涯の友

令和2年度の文部科学省の調査では、小学生63,350人(1.0%)、中学生132,777人(4.09%) 、高校生43,051人(1.39%)が不登校です。中学校では、どのクラスにも不登校児が2人いる勘定です。
平成17年度以降、全国の小・中・高別の不登校生徒数は、増加の一途です。なかでも、平成25年度を境に一気に増加し続けています。

なぜ不登校児が増えているのか?

不登校の要因である貧困・ヤングケアラーなど家庭の生活環境に係る深刻な問題は、政治的な課題です。
一方、学業を続ける上で何の不自由もない家庭環境にある生徒の不登校も少なくありません。ネット社会に適応しない学校での指導内容は、これらの生徒たちにとって魅力的でなく、苦痛を伴うようです。
一日中硬い椅子に座り、くそ面白くない、分かり切った知識伝授だけなら、ネット社会に、わざわざ、学校に行く必要がなくなったのでしょう。

「SNSネイティブ」の中学生たち

今の中学生は、「SNSネイティブ」です。スマホの普及とともに利用が拡大したのが、Twitter・Instagram・LINEなどのSNSです。彼らは、SNSを使いこなして情報収集を行ったり、知人とコミュニケーションを取ったりしています。世の中はデジタル化が進み、大きく変化しています。宇宙に人間が飛び立ち、世界中の子ども同士がスマホで交信できる世の中です。

学校は子ども同士のコミュニケーションの場

高1になる孫娘のSNSの交信相手をみると、同じ高校の友人のようです。デジタル化が進んでも、いつも一緒に生活しているクラスメイトです。いきなり出会ったことのない人と話すのには抵抗感があるようです。
学校が、同年代のいろんな友人と知り合う場であることは、今も昔も変わりません。学校で出会った友は、生涯の友です。
2022.11.21.

インフルエンザと新型コロナウイルス感染症の同時流行に備えよう

インフルエンザと新型コロナウイルス感染症は異なるウイルスによる感染症ですが、この2つの病気が同時に流行すると、熱を出した子どもが小児救急外来に殺到し、通常の小児科診療が行えない状態になります。そのような事態を防ぐには、ワクチン接種が最も効果的です。

インフルエンザワクチンは、流行が始まるまでに接種を完了させておく必要があり、早めの接種をおすすめします。また、新型コロナワクチンについては、現在5~11歳の子どもたちに対して小児用ワクチンの接種が実施され、10月末からは6か月以上の乳幼児への接種が開始されています。

接種後の発熱や痛みなどを心配されておられる保護者も多いと思いますが、5~11歳用ワクチンの副反応は12歳以上用ワクチンに比べて少ないことがわかってきました。加えて、インフルエンザワクチンと新型コロナワクチンの同時接種も可能で、積極的にワクチン接種を受けることを検討してください。

2022.11.11.

兵庫県子育て支援ネットワーク11月号

VRゴーグルで悪戦苦闘の日々

VRゴーグル、Meta Quest 2を入手したものの、身近なところにいるITに詳しい人達でもVRゴーグル使用は未体験と言われ、途方に暮れていました。とある日、大阪に住んでいる姪の一家がVRに強いという情報を耳にしました。早速ヘルプのサインを送ると、自分よりも詳しい息子を伴って、訪ねてきてくれました。

日本語チュートリアル・ワールドに入る

大学生の姪の子は、額に汗して、物分かりの悪い高齢の私に教えてくれるのですが、私はコントローラーを手指でなかなかうまく操作できません。取り敢えず、Meta Quest 2 を初期設定し、日本語チュートリアル・ワールドに入るところまで指南を受けました。(日本語が通じるのはこのワールドだけです。画面・音声ともに日本語訳がなく、英語です。何か日本語教科書のなかった自分の大学生時代に逆戻りした感じです。)
このワールドに入ると、アバターたちが日本語で話しかけてきます。彼らは、ハイテンションな物言いで、親切に答えてくれます。初体験の私には、彼らが話しかけてくる用語の意味が理解できず狼狽えるだけです。姪の助けにより、初日のレッスンを何とか終えることができました。
その後も、メールによる姪のチュートリアルのおかげで、自分のアバターを作成し、自分の部屋の中を動き回れるようになりました。

YouTubeで世界遺産めぐり

VRにおいても、パソコンと同じようにYouTubeにアクセスできます。VRは3次元の世界であり、迫力のある像を映し出してくれます。
これまで私が訪ねたソフトの中で、”Ancient city Petro of Jordan”が最も感動的でした。8K画像で、360度。まるで現地に自分が立っているような気持ちになります。8K画像の素晴らしさを初めて知ることができました。

孫はゲームを楽しむ

VR目当てに、小6の孫娘が早速訪ねてきました。彼女にとって、VRゴーグルは、はじめての体験ですが、あの複雑なコントローラー操作を瞬く間に会得し、スターウオーズのゲームソフトで、両手を上下左右に振り回しながら遊んでいます。スマホ・ゲームに慣れ親しんでいる若者は、指先を器用に動かし、すぐにVRを使いこなせるのです。

VR仲間になって下さい

私には、ゲームで遊ぶという選択肢はなさそうです。ゆっくりと世界を旅し、バーチャル・ルームで会話を楽しむだけです。それには、VR仲間を早く探し出すことです。
2022.11.6.

メタバースとNeurodiversity

最近、老後の楽しみとしてメタバース(仮想世界)に関心を抱いています。
これぞ、今後の高齢者の日常生活のQOLを向上させるツールと確信し、早速VR用ゴーグルを購入し、試行錯誤しながら楽しんでいます。でも、メタバースの恩恵を最も受けそうなのが発達障害者です。

発達障害とメタバース

発達障害とメタバースでネット検索していると、やたらとNeurodiversityという単語が出てきます。私には馴染みのなかった言葉ですが、4月8日付の経済産業省のHPには、「ニューロダイバーシティの推進について」という記事が掲載されています。
https://www.meti.go.jp/policy/economy/jinzai/diversity/neurodiversity/neurodiversity.html

Neurodiversityとは

ニューロダイバーシティ(Neurodiversity、神経多様性)とは、Neuro(脳・神経)とDiversity(多様性)という2つの言葉が組み合わされて生まれた、「脳や神経、それに由来する個人レベルでの様々な特性の違いを多様性と捉えて相互に尊重し、それらの違いを社会の中で活かしていこう」という考え方です。

自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、学習障害といった発達障害において生じる現象を、能力の欠如や優劣ではなく、『人間のゲノムの自然で正常な変異』として捉える概念でもあります。

経産省では、一定の配慮や支援を提供することで、「発達障害のある方に、その特性を活かし、企業の戦力となっていただく」ことを目的としたニューロダイバーシティへの取組みを、成長戦略として捉えています。

発達障害児のコミュニケーションツールとして

われわれ医療界では、このNeurodiversityという用語に不快感を示す方もおられるようです。

同じ発達障害者でもIQの高いグループと低いグループがあり、社会生活上大きな違いがあります。小児科医が通常みている発達障害児の多くは、IQの低いグループであり、Neurodiversityという言葉で一括りにできるか疑問な点もあります。

ただ言えることは、自閉的傾向のある児やADHD児が、対面でのコミュニケーションは苦手でも、メタバースの世界に入ると、他人とのコミュニケーションがスムーズに取れるようになることが期待できそうなことです。

私は、メタバース環境をコミュニケーションの場として発達障害児に提供することは、大いに意義あることだと考えています。 2022.10.29.

メタバース ボーダーレス社会への期待

最近、メタバースが、よく話題になっています。メタバースとは、一言でいうと「仮想空間」です。

メタバースのポイントは、現実世界に限りなく近い状態で活動できることです。現実世界と同じように常に時間が流れ続けている世界で、私たちはアバターに変身して、遊べ、集まってミーティングができ、Web上の空間で社会生活を送れるのです。私たちはアバターと呼ばれる自分の分身を介して、Web上の3次元の世界、仮想社会に入れます。

ZOOMの出現に当初は感動しましたが、何か心の通いがありません。さらに、進化したメタバースの可能性を見ていると、これぞこれからの高齢社会を楽しく生き抜くツールである気がします。

体力の衰えをカバーできるアバター

仮想空間といえば、SFの世界の話、ゲームやアート、音楽の分野の問題とばかりと思っていました。メタバースの世界、アバターを使って社会生活を送れる仮想世界なら、創意工夫をすれば、高齢者が若者に混じって、自分の想いを伝えることのできる、ボーダーレスの社会が夢ではなさそうです。

人間は、歳をとるにつれ、目、耳の反射は衰え、どんな頑強な人でも体力的な衰えは確実に訪れます。現実社会と仮想社会を自由自在に往き来できる時代が、もう目の前まで来ていることは楽しみです。
2022.10.27.