保育施設は子どもたちの家庭です

今後さらに女性の社会進出が進むと、保育施設へのニーズはより大きくなっていくものと考えられます。子どものいる家族への支援は話題にされますが、子どもたちが一日の大半を過ごしている保育現場への支援はあまり取り上げられていないように思います。あたかも、待機児童ゼロで保育施設問題は解決したかのようです。

保育の質の向上には

保育現場で事故が起こると、保育士の注意不足、連携不足が指摘され、I C機器の導入が話題になりますが、多くは保育士定員数の絶対的不足が原因と考えます。保育の質の向上には、保育士の定員数増が不可欠です。

保育施設は子どもたちの家庭です

保育施設は、子どもたちの家庭です。保育士の皆さんは親に代わり育児を担い、子どもたちと最も長時間過ごす職種です。小児科医をはじめ、いろんな職種の人々と情報を交換し、協力しながら、親に代わって子どもの安全、幸せを守らねばなりません。

保育士は、子どもへの絶えない微笑みが求められます。それには、「ゆとり」が必要です。保育士のあたたかい手の温もりと、あたたかい眼差しで、子どもは思いやりのある、心豊かな大人へと育っていくのです。

2023.4.9.