秋の夜空は、子どもに自然の不思議を伝える絶好の舞台です。
「この前、月が赤く見えたでしょう? あれは皆既月食といって、地球の影に月がすっぽり隠れたからなの。太陽の赤い色の光だけが地球の空気を通り、月までとどき、赤く輝くのよ」というお母さんの説明に、子どもは目を輝かせます。
もうすぐ10月6日には、中秋の名月が見られます。日が暮れると、大きなまん丸のお月さんが東の空からのぼって来ます。「昔の人は、収穫に感謝して、1年中で最も大きく、美しいこの月を眺め、お団子を供えて、丸い月に願いを託していた。」と、子どもに語りかけると、子どもは空を見上げ、月の明かりの中で物語を想像します。
さらに、秋の夜は流星群が次々とやってきます。小さな星のかけらが空気とぶつかってひかり、一瞬で消えます。10月上旬には、りゅう座流星群がピークを迎え、10月22日未明には,オリオン座流星群が極大を迎えます。
天体のドラマに触れると、子どもたちの心には「なぜ?」「どうして?」という芽が育ちます。秋の星空は、科学と想像の世界をつなぐ入口なのです。 2025.9.9
子どもの健康コラム10月号より