インフルエンザと新型コロナウイルス感染症は異なるウイルスによる感染症ですが、この2つの病気が同時に流行すると、熱を出した子どもが小児救急外来に殺到し、通常の小児科診療が行えない状態になります。そのような事態を防ぐには、ワクチン接種が最も効果的です。
インフルエンザワクチンは、流行が始まるまでに接種を完了させておく必要があり、早めの接種をおすすめします。また、新型コロナワクチンについては、現在5~11歳の子どもたちに対して小児用ワクチンの接種が実施され、10月末からは6か月以上の乳幼児への接種が開始されています。
接種後の発熱や痛みなどを心配されておられる保護者も多いと思いますが、5~11歳用ワクチンの副反応は12歳以上用ワクチンに比べて少ないことがわかってきました。加えて、インフルエンザワクチンと新型コロナワクチンの同時接種も可能で、積極的にワクチン接種を受けることを検討してください。
2022.11.11.
兵庫県子育て支援ネットワーク11月号