最近、私が想うこと 2018.12

神戸高校卒後60周年記念 がらくた文集  2018.12.07.
この春から、定期の仕事は辞め、自宅で昼メシを摂ることが多くなり、濡れ落ち葉状態。妻から悪態をつかれながらの生活に入っています。家を離れるために、講演会や研究会にはできるだけ参加し、遅ればせながらゴルフ道にも嵌まっています。少しやりすぎると節々が痛み、騙し騙しの情けない身体となっていますが、少しずつ飛距離も伸び、本人はやる気満々です。

いまでは自宅に居ながら、ネットでいろんな情報を収集でき、わざわざ図書館に行かなくても資料が手に入る、便利な時代になったものです。自分の時間は十分にあるが、行動力の鈍った後期高齢者には感謝、感謝です。

高校時代の私は、身体を動かすことが好きで、本はほとんど読まず、国語が大の苦手で、文を書くことはありませんでした。その私が、恥ずかしながら、今では子育てに関するエッセイを連載しているのです。えー、あのブートンがエッセイを書くなんてと驚かれる方も多いでしょう。しかも、昨年は、それらをまとめ、「赤ちゃんの四季」、「子育てをもっと楽しむ」の2冊を出版したのです。連載し始めた20年前には、まだ現役の小児科医で毎月の締め切りが苦痛でした。しかし、慣れとは恐ろしいもので、数年続けていると、語彙力も、表現力もなかった私ですら書くのがあまり苦痛でなくなってきました。他人から褒められたりすると余計に筆が進むようになりました。

いま、私が一番関心を持っているのが、身体と心の性の不一致に悩むトランスジェンダーです。心の性、「女らしさ」、「男らしさ」と戸籍上の性別(出生時に外性器で判定)とは必ずしも一致しないことです。「がらくた」のみなさんは、身近な体験からお気づきのことでしょう。

いまでは、MRI画像診断装置を用いると、脳の微細な様子、働きを知ることができるようなりました。女性の脳は、男性の脳に比べ、より緻密なネットワークをもつことがビジュアルに確認でき、女性が多方面にまたがる問題を同時に処理する統合的なマネージメント力に優れていることも納得できます。

幼少時からの女らしさ、男らしさは、胎内で脳が浴びた男性ホルモン量で決まってしまうようです。戸籍上の性別は女性でも胎内で、より多くの男性ホルモンに曝されると男性脳に、少なければ女性脳になるようです(男性ホルモンは精巣からだけでなく、副腎からも分泌されている)。外見上は男性、女性に二分できますが、性ホルモン分泌量に依存する「女らしさ」、「男らしさ」、心の性、すなわちジェンダーは明確に二分することは不可能です。個を重視する現代社会では性別欄がなくなる日もそう遠くはなさそうです。

男女共同参画社会ということで、日本も女性の社会進出が目立ってきました。同じ女性でも子育てを選択される方もあれば、職業を選択される方もあります。男性に比べて、より大量の男性ホルモンを分泌している女性も珍しくなく、このような女性は職業人として活躍されている方に多いようです。「がらくた」の皆さんや私の周りにはこのような女性がたくさんいると思いますが、世の中には子育てに集中したく思っている女性も数多くいます。今の「働き方改革」の何よりの問題は、育児に専念したくても、その後の職場復帰が難しいこと、何よりも夫の薄給のために働き続けねばならないことだと私は主張し廻っています。

つい先日までは、高齢になると何もすることがなかろうと思っていましたが、いざその年齢になると、結構しなくてはと思うことが山積みです。でも、一つ一つのテンポが遅くなっており、これでは生涯にわたり、やりたいことが尽きないようです。騒がず、慌てず、与えられた自らの寿命の中で、のんびりと生きていくしかなさそうです。

子どものトランスジェンダーへの対応を

多様な性を受け入れる社会へ

お茶の水女子大学が本年7月に、戸籍上は男性で心の性別が女性のトランスジェンダー学生の受け入れ決定を発表し、日本も本格的に多様な性を受け入れる社会になったようです。2004年に施行された性同一性障害特例法により、20歳以上・未婚・生殖機能がない・他の性別に係る身体の性器に近似する外観などの条件を満たせば家裁に性別変更を申し立てられるようになり、2014年末現在で家裁が性別変更を認めた数は5,166人になっています。諸外国の統計等から推測すると、性同一性障害(GID)を有する者は、凡そ男性3万人に一人、女性10万人に一人の割合で存在すると言われています。

我が国では、GIDは思春期以後の問題ということで、小児科領域で取り上げられるのは外性器異常やホルモン異常症をもつ児などに限られ、自分の性別に違和感を持つだけのTransgender(トランスジェンダー、性別越境者)への取り組みはほとんどなされてきませんでした。しかし、乳幼児期から我が子の心の性、Genderへの違和感をもつ親も少なくありません。

性の決定には、出生前因子が強く関与

子どもの行動パターン、「男らしさ」、「女らしさ」は、子どもの生物学的な性と大抵は一致していますが、ときに一致しないことがあります。これらの行動パターンは、生物学的な性よりも、男性ホルモンの影響を受けた脳の性差によると考えられています。

性の決定には、出生前因子が強く関与しています。男の胎児では、妊娠6週から24週にかけて精巣からのアンドロジェンの分泌が増加する”アンドロジェン・シャワー”と呼ばれる時期があります。アンドロジェンの作用により、男性器が発達し、また脳の男性化が起こると言われています。近年の研究から、胎児テストステロン量の差により、脳梁のサイズ・非対称性とともに、脳の発達、認知・行動における性的二型性が形成されるようです。また、脳機能の画像解析により、男性の脳は知覚と協調動作とが容易に結びつくように構成され、女性の脳は分析モードと直感的な処理モードが連携し易いように設計されていることも分かってきました。

トランスジェンダーの子どもたちにメンタルヘルスを

Olson KRら(Pediatrics, 2016)の論文によると、米国では、自らの生物学的性とは逆の性へと社会的に転換したトランスジェンダーの子どもたち、つまり、性同一性を支持されて社会的に公然と生きることを認められた子どもたちを、誰もが社会で目にするようになったそうです。その結果として、以前にはGIDの子どもたちに、不安とうつ病が非常に高い割合で見られていたのが、社会的認知が進んだことから、トランスジェンダーの若者(3〜12歳の思春期前期)の抑うつ症状は軽減したそうです。

トランスジェンダーへの社会的認知と理解が進む我が国においても、これらトランスジェンダーの子どもたちや家族への適切なアドバイスが求められる時代になってきたと言えます。

小児科医は新しい時代への対応を

ホルモンの働きに左右される心の性、Genderは、単純に「男」と「女」に二分化するのは不可能で、いろんな程度の「男らしさ」と「女らしさ」が存在します。履歴書から性別欄がなくなる日もそう遠くはなさそうですし、いま盛んに言われている男女平等や男女共同参画と言った言葉もやがて死語となる日が来ることでしょう。

Shumer DEら(Adv Pediatr. 2016)によると、米国においては、医師の診察を受けている性的不快感を有する小児および青年が年々増加しており、これまで1万〜3万人に1人と言われていたのが、最近の調査ではじつに200人に1人に達したそうです。日本の私たち小児科医にとっても、トランスジェンダーの子どもたちと家族のメンタルヘルスサポートが、新しい日常診療に加わってくること必至です。

若葉  2019 「名誉教授からの一言」  平成30年12月記

 

 

成育基本法の成立とフィンランドのネウボラ

昨年12月8日に、成育基本法が成立したのをご存知でしょうか。この成育基本法という法律には、全ての妊婦・子どもに妊娠期から成人期までの切れ目のない医療・教育・福祉を提供することの重要性が定められ、国や地方公共団体、関係機関に必要な施策を実施する責務が明記されています。

我が国では、妊産婦のうつ病・自殺、乳幼児虐待、思春期の自殺など、子育てに関わる問題が山積しています。そこで、注目されているのが、男女共同参画の先進国で女性のほとんどがフルタイムで働くフィンランドのネウボラです。ネウボラ (neuvola) はアドバイス(neuvo)の場という意味で、妊娠期から就学前までの子どもの健やかな成長・発達の支援はもちろん、母親、父親、きょうだい、家族全体の心身の健康も一元的にサポートしています。
フィンランドでは妊娠の予兆がある時点で、まずネウボラへ健診に行きます。ネウボラはどの自治体にもあり、健診は無料、全国でネウボラの数は約850か所あるそうです(人口540万)。妊娠期間中は少なくとも8-9回、出産後は15回ほど子どもが小学校に入学するまで定期的に通い、保健師や助産師を中心に専門家からアドバイスをもらいます。

社会全体が子どもの誕生を歓迎し、切れ目のない、包み込むようなフィンランドの子育て支援が、現在世界中で注目を集めています。日本国内においても、いくつかの市町で日本版ネウボラが試みられています。
新しく制定された成育基本法の基本理念は、これから生まれてくる赤ちゃんやお母さんを社会全体で守ろうという大変素晴らしいものです。その具体的な施策は、まだこれからのようですが、ネウボラが一つのモデルとなるでしょう。 資料:フィンランド大使館HP

連載 赤ちゃんの四季(平成30年冬)

コンプレックスを長所に

外見上のコンプレックスを武器に海外でも活躍する日本人女性4人組のバンド・CHAI(チャイ)を、年初のNHKテレビのクローズアップ現代が取り上げていました。渡辺直美さんとトレンディエンジェルの斎藤司さんがゲストとして参加し、コンプレックスに悩む人たちに元気を与えてくれる番組でした。

学校生活は、マジョリティー(多数派)の中にいると居心地はいいのですが、マイナリティー(少数派)になると、毎日の生活が息苦しく、不登校になります。人はコンプレックスをもつと、自分をマイナリティーの殻に閉じ込めがちですが、そのコンプレックスは他人が持つことのできない特性だと考えれば、大きな長所になるのです。

何もかもが平準化された情報化社会では、マイナリティーの子どもたちのもつ感性が大切にされ、注目される時代なのです。

連載 子どもの健康コラム138  2019.12.

Essays in English

A Happy New Year 2019
The symbol of this year is a boar in the Japanese calendar.This picture, “Uribo” is a mascot character of Kobe University. Parent and child of wild boar comes down from the RokkoMountain to the streets.

Although it is a very cute animal, its rushing power is very strong, so if you inadvertently approach it you may be charged with full power.Because boars are good at making children, they are prosperous progeny, brave animals.

To be an energetic and exciting year like a boar.

 

137. Children who do not release a smartphone.  December 2018

Children raised with smartphone reading storied picture books are already elementary school students. A lot of children are receiving assistance of learning with smartphone teaching materials such as arithmetic and national languages.
In the survey conducted by the Ministry of Health, Labor and Welfare in FY 2017, 16.0% of high school students and 12.4% of junior high school students are said to be dependent on the Internet, and the Internet age is gradually increasing.
More than half of the first grade girls in junior high school have a smartphone, and LINE (SNS) is an essential item for interaction with friends.
If you write it, it will be instantly transmitted to your opponent, and your reply will come back in less than a few seconds. Sometimes you hurt the other party in the way of use, and drive you into bullying. In Twitter and Instagram, we send out information not only to our friends but also to unspecified number of people, so we may encounter unexpected calamity.
It is important to tell the correct usage and risk of smartphone firmly at home and school before the child leaves the parents and begins SNS.

133. “What” and “Why” are the sources of creativity in the child’s mind.   April 2018

After passing three years of age, as soon as children can speak the language well, they repeats “what” and “why”.
The heart that wonders “what”, “why” is the source of human creative power. No matter how advanced AI is, it is this creativity that human beings have an advantage.
Please answer to “what” and “why” that the child has thrown. The answer that has returned for the doubt will remain deep within the brain forever. If you have an answer difficult question, it is important to state clearly why you do not have an answer. This is also a great wealth for children.
The one that is most disadvantageous is “ignorance”. When neglect is repeated, children lose their desire for knowledge and become a lethargic adult.
To nurture a creatively human who can not defeat AI, it is to firmly face the question of the child.

132. Activities of teenagers are outstanding   February 2018

Mr. Sota Fujii, 4th stage of Shogi, has won 29 Official Games in a row at the age of 15, and has received a lot of attention. As the winter Olympic Games are ahead of schedule, active participation of teens is also expected.
We are calling athletes and artists who became the world’s top teens in their teens as genius boys or genius girls. There are many second generation players, but many are children with ordinary parents, and the people of the world show interests about their parenting.
Many parents answered that in the interview with parents reflected on television, the chance of starting themselves has been the beginning of the initiative. Also, it is said that the individual himself tackled the practice and the parent just watched.
The secret of their success is probably because there was a genius of tenacity: “persevering, ability to pass through”. Also, I think that the power of parents who were brought up well so as to raise motivation is not picking up the bud that children started to grow.

131.  How to cultivate a sensible heart   December 2017

Our human brain is said to have two functions, “cognitive ability” and “non-cognitive ability”. Among them, “cognitive ability” can be measured by IQ (intellectual exponent) test and examination, and it is a standard of modern society that is so-called smart people or people with high academic ability. However, recently, in brain science, “unrecognized ability” (richness of sensibility) which can’t be measured by IQ has attracted attention.

Cognitive skills can be taught, but there is no textbook to nurture sensible rich minds. Non-cognitive abilities are not teaching, but children will learn naturally from their surroundings, such as family members, friends of nurseries, teachers, and others.

To foster a mind full of sensibility, always looking at eyes against a sign sent from a child, responding with a smile. And it is to praise firmly. That way, the child will be self-confident, will be a sensible rich adult.

130.  It became autumn of appetite and taste  October 2017

The hot summer is over, the morning and the evening is cool, it is easy to spend Autumn is coming. Children regain the appetite they had fallen in summer heat. To get tired of summer is to take a nutrition-rich foodstuff in good balance.

In autumn of Japan, seasonal vegetables, fish, fruits such as sweet potato, pumpkin, saury, chestnut, persimmon, pear, grape, apples are decorating the shop front. Japanese food culture is in a dish that cherishes the taste of nature. “Taste of autumn” is a good opportunity to make children familiar with the taste of nature.

There are five types of taste that people feel, sweet, umami, salty, sour and bitterness. Children talk about something with bitterness (taste of poison), acidity (taste of spoilage), they reflexively make a disgusting face from self-defense when they were born. Please be aware that there is a difference in the taste of adults and children.

But, when the surrounding adult eats deliciously, the child comes to feel it with confidence.

 

Child Rearing in the Age of Artificial Intelligence (AI): Discovering the Intriguing Abilities of Babies, Nurturing Them to be Warm-hearted Children (English Edition) Kindle版 53 pages By Hajime Nakamura

If AI robots are to help raise our children, we will have to foster the AI robots to become full of “care” and “warm-heartedness”, just like Astro Boy..But before that, it seems even more important to re-evaluate whether the child rearing we humans are performing ourselves today is appropriate.

AI時代に向けての育児: 赤ちゃんがもつ不思議な力を知り、 あたたかい心をもつ子に育てよう (エッセイ) Kindle版 53ページ

中村 肇 (著)
AI化が進む世界で、遠からず、ロボットに育児支援を頼む日がきます。
あたたかい心をもった子どもに育てるには、人自らが今の育児環境を見つめ直し、
AIに正しい育児を学習させねばなりません。

AI時代、小児科医が医療のモデルに

音声認識機能が深層学習で飛躍的に進歩する
1990年代以後、医療分野で画像情報処理が飛躍的に発展、ロボット技術の進歩と相まってダビンチなる手術器具までが現実のものとなりました。いま、音声認識機能は、AIがもつ深層学習により進化が始まりつつあります。
すでに、クラウドベースの音声認識サービスが始まっており、スマホでの入力を面倒なキーボードでなく、音声入力を利用している人が増えています。
実は、いまこの原稿をMacの音声入力機能を用いて書いています。以前に比べると、はるかに入力しやすくはなりましたが、私がまだ不慣れなため思うようになりません。

正確な情報伝達には音声が必要
眼は閉じていると何も見えません。耳には、好むと好まざるに関わらず、周りの音が絶えず伝わってきます。私たちは、関係ない情報を不要な情報、雑音としてうまく聞き逃しているのです。
私たちは、相手の感情を理解するのに、表情だけでなく、声のトーンで相手が嬉しいか、悲しいか、元気か、疲れているかを判定しています。
人間は言葉を使うことで、自分の意思を相手に正確に伝えることができるようになりました。しかし、相手に感動を伝えるのは、口先だけの言葉でなく、心のこもった音声です。

AIくんがあなたの分身に
これからの時代は、AIくんがあなたの分身になるのです。付き合う期間が長くなればなるほど、あなたのために何でもよく記憶してくれています。たとえ、あなたの海馬がやられても大丈夫です。
AIくんには、分かりやすい言葉で話しかけてあげることです。最初は慣れないので、なかなかあなたの思いを理解してくれませんが、辛抱強く話しかけることです。子育てと一緒です。

それと大切なのは、あなたの発音です。
あなたが聞いている自分の声は、他人が聞いているあなたの声とは別物です。自分の声は音として耳からだけでなく骨伝導でも伝わってきます。自分の声を録音テープにとって聞き直してみるとよくわかります。もっと明瞭に発音をすると、AIくんはきっと喜んでくれるでしょう。さあ、自らの声を録音し、ボイストレーニングに励んでください。

録音した自分の声を聞いてみる
最近、女性代議士のとんでもない録音テープがマスコミに流出し、パワハラ騒ぎになりました。向かいに住むヤンママは、3人の子育て真っ最中。毎朝登園時になると玄関先で怒り狂って大声を発しています。自分が怒ったときにどんな声になっているか、録音し、聞いてみるのが、パワハラ防止、虐待防止に役立ちそうです。
AIは忠実なあなたの僕かもしれませんが、無理難題を押し付けてばかりいると、謀反を起こさないとは限りません。忖度を十分に理解できるAIに育つまでは、不用意に情報を提供しないことも大切です。

AI時代、小児科医が医療のモデルに
AIは第二の産業革命をもたらすと言われ、現在の職種の半分以上がなくなると予測されています。多くの考えでは、医師は最後まで存続する職業に挙げられており、とりわけ精神科医と小児科医は最もAIによる影響を受けにくい職種のようです。いずれも、アナログの世界で患者に対応しているからでしょう。
Evidence Based Medicineが全盛の現代医療です。新しい診断技術の進歩を取り入れ、標準化がなされてきた分野ほど、AIロボに置き換わること必至です。
小児医療の特徴は、用いることのできる検査法も、治療法も、大人に比べはるかに限定的です。乳児相談、発達相談はNarrative Based Medicineそのものです。お母さん・子どもたちの感性と小児科医の感性で成り立っています。
小児科医の皆さん、出来合いのAIロボに使われるのではなく、誰も真似のできないあなた好みのAIロボに育て、仲良く子どもたちに接して下さい。
そうすれば、小児科医が医療のモデルになれるでしょう。

日本小児科医会雑誌  2018.1.28.

連載 子どもの健康コラム 2011〜2017


2017年
131)感性豊かな心を育むには 12月号
130)食欲の秋、味覚の秋 10月号
129)声の力が注目されています 8月号
128)加熱済み食品だからといって安心できない 6月号
127)春眠暁を覚えず、何度起こしても息子が起きない 4月号
126)遊びはこどもの主食 2017年2月号


2016年
125)子は天から授かった大切な宝 12月号
124)いけないのは「無関心」 10月号
123)「夏かぜトリオ」対策を 8月号
122)私が思うイクメンの役割とは 6月号
121)現代の「イクメン」の悩み 4月号

2015年
120)脳内報酬系、感動する心、思いやりの心を育むには 11月号
119)けんか上手な子に育てる 10月号
118)完全母乳主義の落とし穴 8月号
117) 自転車同乗時および乗車中には必ずヘルメットの着用を 5月号
116) 遊育(ゆういく)って、なあに 4月号
115) インフルエンザが大流行  いつまでお休みするの? 3月号
114) 大震災と「こころのケア」 2月号
113) 一番美味しいのは白いごはん 1月号

2014年
112) ノーベル平和賞のマララさん 11月号
111) 孫は来てよし、帰ってよし 10月号
110) 乳幼児で不足しがちな栄養素、ビタミンD         9月号
109) 育児のバトンタッチ 8月号
108) 何でも口に入れる子どもたち 7月号
107) 「あれ」、「これ」では通じない      6月号
106) 「麻疹パンデミック」再来の恐れも 5月号
105) 子どものチャレンジを見守る 4月号
104) スマートフォンと子どもたち年 3月号
103)「いただきます」と「ごちそうさま」 2月号
102) ほどよい子育てのすすめ 1月号

2013年
101) 子どもが生まれつきもつ「共感性」を大切に 11月号
100) 100回を振り返って 10月号
99) 平和の有り難さを語る  9月号
98) いよいよ夏休み、朝のラジオ体操 8月号
97) 熱中症に最もなり易い季節です 7月号
96) 朝ごはんを食べないと 6月号
95) 風疹が成人男性・女性で大流行しています 5月号
94) 孟母三遷(もうぼさんせん)の教え 4月号
93) 「かわいそうなぞう」を演じた子どもたち 3月号
92) ならぬことはならぬものです 2月号
91) ノロウイルスによる急性胃腸炎が流行しています 1月号

2012年
90) iPS細胞の山中伸弥教授がノーベル生理学・医学賞に輝く 11月号
89) 大切な子どもをVPDから守るために 年10月号
88) スポーツで汗を流そう 9月号
87)「たいせつなきみ」が生きていく自信に 8月号
86) お母さん、焼肉店でのおしゃべりはほどほどに 年7月号
85) 自由に遊ぶ子は運動能力が高くなる 6月号
84) 新学期は子どもにとって緊張の日々 5月号
83) これでいいのかインフルエンザ対策 4月号
82) 生活発表会で大きく成長した子どもたち 3月号
81) 災害時にはじめて感じる「絆」        2月号
80) iPad を楽しむ幼児たち    1月号

2011年
79) ロコモに備え、幼少期より適切な運動習慣を 12月号
78) 子どもは、なぜ平気でウソをつくの?       11月号
77) 環境汚染の一番の被害者は子どもたち、なぜ?   10月号
76) 予防接種を拒んでいる任意接種     9月号
75) ことばにはリズムが大切              8月号
74) 熱中症の季節になりました      7月号
73) 子どもには、食の安全を念入りに 6月号
72) 学校こそが、子どもたちの生活の場 5月号
71) 子どもへの災害後のこころのケア 4月号
70) 子どもを脅かす環境化学物質 3月号
69) 年長児が年少児を育てる   2月号
68)「ゆとり世代」らしい子育てを   1月号