今年は例年に比べ私が出した年賀状の枚数も、受け取った枚数もかなり減っています。また、「本年をもって、賀状を失礼します。」というのもかなりあります。
私にとって、年賀状は滅多に顔を合わすことのない友人・知人の消息を知る大切なツールです。賀状を見ながら、遠い昔のことを思い出し、今も元気に過ごしておられる姿を思い浮かべています。
患者さんのご家族からの年賀状
毎年感動するのは、かつて勤めていた大学病院未熟児室NICUで一緒に過ごした重症新生児たちのご家族から受け取る10通足らずの年賀状です。今から50年ほど前に超未熟児や重症仮死などで生死の境にあった子どもたち、全員もうすぐ50歳、立派な成人です。
賀状を交わしている相手は、社会人として活躍しておられる方、障害者施設に入っておられる方、亡くなられた方など様々です。当時は、自ら先頭に立って診療に当たっていた時で、その児たちのこと、ご家族とお話したことを今も鮮明に覚えています。何だか父親気分なのかもしれません。
メールによる賀状交換
「本年をもって、賀状を失礼します。」の中には、これからは「メールのよる賀状交換」に切り替えるという知らせもあります。私自身も、メールなら簡単に文章が書けるので、望むところです。写真も添付できます。また、フォルダーを作っておけば、整理も簡単です。外国へ出すのも容易です。
メルアドを知っている方々には、徐々にメールでのやり取りに切り替えていこうと考えています。何にしろ、自分の手で書ける間は年賀状を続けていきたいと思っています。お付き合いをよろしく。 2025.1.7.