増えるブルシット・ジョブ

米国の人類学者デビッド・グレーバーの著書のタイトル「ブルシット・ジョブ(Bullshit job)」は、「クソどうでもいい仕事」という意味だそうです。

あらゆる職種において、DX化が進められているのは、業務効率化が狙いでしょうが、どうでもいい仕事、ブルシット・ジョブが同時に増えています。

グレーバーの言うブルシット・ジョブは、組織の欠陥をとりつくろうためだけの仕事、形式的な意味しかない書類をつくる仕事、他人に仕事を割り振るだけの不要な上司の仕事、などを指しているようです。これらの職種に就く人が、高い地位と高い報酬を得ているのです。病院組織にも当てはまり、私自身もその一役を担っていたような気がします。

2000年5月に、私のblogに書いた「モモと時間どろぼう」も同じです。折角ライフワーク・バランスという考えが広がった今日です。後は、自らが、仕事以外に、生きがいを感じる行動、時間をいかにつくり出すかでしょう。

2022.10.15.