信州松本で開催される学会、日本新生児成育医学会に出席するために、乗り換えのない神戸空港から松本空港までの空路を選びました。
昨夜からの急な冷え込みで、空は秋晴れ。機窓からの眺めは抜群、左に穂高連峰の初冠雪、遠くに槍ヶ岳まで見えます。右には同じく初冠雪の富士山が。真下に御嶽山が見えると機は降下し始め、あっという間の1時間足らずの空の旅でした。
私が初めて松本を訪れたのは、大学に入学した昭和33年の夏休みです。高校時代の友人米谷くんと美ヶ原を歩いたのを懐かしく思い出します。今では、山まで足を伸ばす体力はありませんが、色づき始めた木々を眺めながら、松本城・松本市美術館を訪れました。道中、昔懐かしの銭湯があります。山から降りてきて、銭湯で汗を流し、さっぱりとした身体で、夜行列車に乗り、神戸まで帰った思い出が蘇ります。
美術館では、松本出身の書家上條信山記念展示室があり、その中に、「天高気晴」という作品を見つけました。「秋の空が高く、すっきりと晴れ渡って、空気がすがすがしい」、まさに今日のような日だったのでしょう。2024.11.7.
世界早産児デーに合わせてライトアップした松本城の写真
日本新生児成育医学会中村友彦会長からのプレゼント