囲碁の他流試合に臨み・学ぶ

高校時代のクラスメイトであり、神戸大学工学部出身の森岡宏次くんの紹介で、神戸大学学友会の中にあるKUC囲碁クラブに入会することにしました。彼とは互先の良きライバルです。

昨日、春季KUC囲碁大会が中央区であり、早速参加させて頂きました。試合形式は本格的で、タイマーが備えられ、持ち時間40分、時間切れで敗者になります。総勢15名が二つのグループに分かれ、私は上位者グループで1日に4試合し、2勝2敗のまあまあの成績でした。同じグループには、元県代表として全国大会に出場していた囲碁アマチュア界では有名なMさんもおられます。

Mさんにアマチュア囲碁界の話を聞く

大会後の懇親会で、相席したMさんから大変興味深いアマチュア囲碁の話をお聞きすることができました。私より9歳年下のMさんは、兵庫県下での囲碁普及活動やアマチュア囲碁大会開催のお世話をなさっています。

と同時に、プロの女流初段クラスならほぼ対等に勝負できるという彼自身が、どのように囲碁に取り組んでいるかについても話を聞くことができました。彼も、AI を活用したYouTubeで毎日学習しているそうです。

アマチュア囲碁界の移り変わり

私がいつも参加している東灘区の碁楽会も、この神戸大学同窓会の囲碁クラブも、そのメンバーの大半は70歳以上の方ばかりで、60歳代の方はほとんどおられません。どちらも例会が平日の昼間であることが関係しているとばかりと私は思っていましたが、もっと大きな要因があるとMさんは言います。

60歳代が就職したころ(昭和55年ごろ)までは、職場には碁盤が置いてあり、仕事の合間にあちらこちらから石音が聞こえてきました。夕5時を過ぎるた医局では、当直医もビールを飲んでおり、カンファレンスか宴会か、わからないようにたむろしていました。
次第に、職場のコンプライアンスの問題が厳しくなるに従い、職場から碁盤が消え、囲碁人口も減っていったようです。

いまは、家庭においてネットで、AI相手に囲碁対局できる時代です。プロ棋士たちは活用していますが、まだ高額で一般のアマチュアには負担が多すぎます。
でも、近い将来、飛躍的に普及し、世界中の囲碁ファンがAI相手に囲碁を学び、各地で大会が催されることが期待されます。 2024.5.24.

KUC囲碁クラブの会長岡村二郎氏が撮影されたタカ目のハチクマ(全長59cm、翼間1.3m)。2年前に五島列島福江島で撮影されたそうです。大空を舞って、俯瞰するさまが素晴らしい。