最近、回想記を書き始めて気づいたのは、昔のできごとは細やかに記憶されており、時間の流れもゆったりとしていますが、中年以後のできごとはどうも時間軸が錯綜しています。
ある一定の期間内でのできごとは、履歴書を見ると何とか整理がつきますが、一番前後関係が判然としないのが、40代から50代の必死に過ごしていた時代です。
定年後には、我が子も成人しており、気持ちの上でのゆとりが生まれます。感動する機会は少なくなりますが、自分の我儘を通しながらの生活になると、記憶にはよく刻まれます。人生でのゴールデン・エポックです。
80歳を過ぎると、体力的に無理が利かず、行動範囲も狭まります。ゆっくりとした時間軸での生活にシフトダウンし、ICTを活用することで楽しんでいます。
2021.8.9.