先週末に、神戸大小児科の現役・OBの集いである同門会がありました。実に4年ぶりの再会です。出席者は、100人余り、今春から入会する気鋭の若手医師から全国各地で活躍している幅広い年代層の集まりです。もう私より年長者は、お一人だけでした。
会合への初見参の若手医師たちの自己紹介で、その輝かしい目の輝きを見ていると、これからの日本の小児医療も安泰であるという思いを強くしました。頼もしい限りです。気掛かりなのは、多忙な勤務に追われている中間世代の出席者が少なかったことです。
同門会員の大半は、地域小児医療の最前線で活躍している小児科医です。現在兵庫県小児科医会の会長として活躍しておられる藤田先生が、「今後の小児医療のkeywordとなるのが、bio-psycho-social well-beingとCommunity Pediatrics」とスピーチされたのが印象的でした。
日本の2023年度の出生数は70万人になり、ますます減少し続けます。だからこそ、生まれてきた子一人一人が、健康に育つように我々小児科医の役割がますます重要になっているのです。
2024.1.29.