COVID-19今後の見通し 高校クラスメートへ

クラスのみなさん、ご無沙汰しています。お互い80歳になり、ハイリスクグループということで、家に閉じ籠っておられることと思います。家にいると十分に時間があるので、私は、暇つぶしに「COVID-19を追って」というブログを2月末に立ち上げました。

東京、大阪、兵庫、USAの日々の感染者発生件数を自分なりにグラフ化してみていると、結構面白いことがわかります。ここ4~5日は、大阪、兵庫は横ばい状態が続いていますので、緊急事態宣言の効果も現れ、あと1週間もすれば減少トレンドに入ります。

問題は東京です。見かけは横ばいですが、実際の数はわかりません。昨日のデータをみても、兵庫県では209人検査し、うち31人が陽性です(陽性率15%)。対して、東京は陽性者201人もあるのに、検査件数はたったの482件(陽性率42%)です。関東で検査件数が少ないのは、流行初期からです。オリンピックを控え、感染者数を見かけ上減らそうとしていたに違いありません。オリンピック延期を契機に東京の患者数は一気に増加しています。

今の私の心配事は医療者の感染です。「政策的に医療崩壊を防ぐためにできるだけ検査をしない。」という誤った政策が今日の医療界の惨状を招いています。神戸市中央市民病院の院内感染も、一般病棟へのコロナ無症状感染患者の混入が原因です。

本来なら入院前にコロナ検査をしなければいけせん。今はどこも検査していません。ウイルスが院内のどこに潜んでいてもおかしくありません。

何よりも、病院に、マスク、防護服がないのはもってのほかです。雨合羽で働けという感覚では先が思いやられます。手当の問題でもありません。「安心」です。
みなさん。少々の痛みは我慢して、高齢者は病院に足を踏み入れないことです。私も、2月末から病院には行っていません。「うつらない」、「うつさない」を実践しています。内科の薬は電話でもらっています。

私の今後の見通しとしては、今回の緊急事態宣言で小康は得るでしょうが、11月頃に今以上のパンデミックが起こること必至です。できることは、しっかりやることです。まず、検査です。

3密を避けるのは向こう1年は必要です。辛抱強く、したたかに生きてください。頼りは、治療薬とワクチンです。


2020.04.18 Saturday