地上ではミサイルが飛び交うなか、紺碧の大空を月に向かってつき進む有人飛行の宇宙船「アルテミス2」の映像をみていると、興奮を覚えます。
何しろ、1972年のアポロ17号が6度目の月面着陸をしたのを最後に、半世紀のあいだ、月への有人飛行は途絶えていたのです。1970年の大阪万博では、前年にアポロ11号が月面着陸し、持ち帰った石が展示され、話題になっていたのが思い出されます。
ギリシャ神話に由来する「アルテミス」は、処女神、狩猟の女神、月の女神と色々な面を持った女神です。ゼウスとレトの娘で、アポロンの双子の姉妹です。
中国の探査機「嫦娥(じょうが)」
米国の宇宙計画を加速させているのは、ロシアではなく、中国の台頭です。
2024年6月に、中国の探査機「嫦娥6号」が、月の裏側で採取した岩石や砂などのサンプルを地球に持ち帰ったからです。人類が月の裏側のサンプルを手に入れたのは初めてのことです。中国は、2030年までに有人月面探査の実現を目指しているそうです。
どうやら、次は東西の女神による宇宙対決のようです。いまの地上でのミサイル対決よりはマシか。 2026.4.3.

