私はひとつのことを考えると、もう他のことは頭の中に入ってきません。先日までは、今の世の中の動きに苛立ちを感じていましたが、先ずは、自らが生きていく上で減量が不可欠とわかり、考えることは節食と歩行のことです。
昨日は、道子の両親が眠る京都に、今日は道子と私の親の墓がある尼崎に、お彼岸のお参りに行ってきました。万歩計の数値は、連日1万を越えたのです。1万を超えるのは、ゴルフを断念した80歳代になって初めてのことです。
時計の針が逆戻り
これまで、尼崎のお寺にはいつも息子や娘の車に乗せてもらっていたのですが、何十年ぶりかで阪神電車で行きました。
お寺は、私が結婚するまで住んでいた家のすぐ近くにあります。中学から大学までの12年間歩き続けた道です。11カ寺が軒を連ねる「寺町」には貴重な文化財が多く、当時の面影が残っています。
一番鮮明に思い出すのは、秋田犬「クー」のことです。従姉妹が転勤のために飼えなくなり、母は反対しましたが、中学生の私が責任を持つ約束で譲り受けました。
この道は、人気のなくなった夜の散歩コースでもあったのです。クーの首から首輪がすり抜け、取り押さえるのに苦心した、情けない思い出が蘇ってきます。
左右に寄れながら歩んでいると、一年一年、昔に遡っていく感じです。 2026.3.21.