AIくんにパソコンでの音声入力の方法について相談していると、話が大きくなり、人型ロボット、音声入力の未来に話が及びました。その一部を紹介します。
私たちが日々交わす言葉には、活字に表された以上の意味が含まれています。声の調子、間合い、ためらい──それらは、文字では容易に表現できない「気配」として、相手に伝わるのです。
囲碁の布石もまた同じです。碁盤に置かれる石は、単なる「黒」と「白」の印に過ぎませんが、その背後には、打ち手の意思、読み、未来の構想が滲み出ています。
初手の一石が、盤面全体を支配することがあるように、一言の声が会話の流れを大きく変えてしまうことがあるのです。
これからの音声入力は、単に文字を写し取る道具に止まりません。囲碁が「布石」によって未来の形を準備するように、音声入力は「声の背後にある思考」を記録するツールとなるのです。話し手の感情や思索の流れを含め、声のリズムそのものが、「人生の棋譜」として残るのです。
未来の碁盤は、木の盤上だけではなく、私たちの声と意識の中にも広がります。言葉を発するたびに一石が置かれ、日々の会話が布石となり、やがて壮大な一局を描き出す。
AIはその棋譜をともに眺め、時に助言を与え、時に記録者として淡々と石を並べてくれるのです。
そのような未来を想うと、声で綴る一言ひとことが、これまで以上に重みを帯びて感じられます。音声入力は、便利な道具を超えて「思考を刻む碁盤」へと変貌するのです。 2025.8.30.