今夏の猛暑は、高齢者には大変なストレスで、私も熱中症で病院のお世話になりました。地球温暖化で来年も今年以上の熱暑になると予想され、今からの対策が必要です。
人生には4度の節目
人生の節目というのは、4度あるような気がします。第一は結婚までの独身時代、第二は定年退職するまで、第三は伴侶の死まで、第四は孤独な独居生活。
私は、この第四のフェーズにいます。限られた人生、あと何年生きるかわかりませんが、これまでと同じライフスタイルというわけにはいきません。今の私にとって最大の課題は、あの猛暑にいかに耐え抜くかです。
先日、ある建築士さんが寄稿された「理想の『ついのすみか』心得は」という記事が目にとまりました。私自身がお世話になった老人介護施設での生活をもとに、たどり着いた結論とも一致したので、思い切って今住んでいる住居のリホームです。
第一のポイントは、ワンフロア生活
今夏における最大の悩みは、一旦部屋か出ると、廊下、トイレの異常な暑さです。トイレに空調をも考えましたが、少し度が過ぎています。
私に必要な家具は、ベッド、食卓と事務机だけです。あとは仏壇を置くスペースがあれば十分です。
第二のポイントは、バリアフリーの動線
少しの段差が、命取りです。とくに、トイレ、浴室へのアクセスには最大の注意が必要です。何しろ独居生活なので、トイレへもドアーなしのフリーアクセスです。
バリアフリーは、もっと早い時期から、手をつけておればよかったと反省しています。脚力の衰えから気づくものでやむを得なかったか。
第三のポイントは、断熱性が命を守る
壁、天井、床、浴室の断熱性です。何分にも今の住まいは、30年前に建てたもので、断熱性が十分な浴室とは言えません。リホームには限界がありますので、一番はユニットバスです。浴室における高齢者の事故はよく耳にするところで、最も気をつけねばならない注意点です。
さいごに
娘はいつまで生きるつもりかと問いかけますが、私自身も、あと何年生きるかわかりません。地球温暖化で干枯らびていく哀れな姿になりたくないという最期のあがきです。 2024.10.2.