久しぶりに孫と一泊旅行に

私は、孫の小学校卒業祝いに、二人きりで行く一泊旅行を楽しみにしていました。本来なら、昨春に行くところだったのですが、私自身の入院と重なり、持ち越しになっていました。1年遅れになりましたが、この週末を利用して、広島・宮島に行ってきました。私自身、広島には度々出かけましたが、宮島は中学卒業旅行以来、ほぼ70年振りです。

真夏日の宮島を歩く

梅雨に入っていないのに、今年一番の真夏日。宮島までの渡し舟のデッキに座って、心地よい潮風がうけながら、宮島の大鳥居を眺めるまではよかったのですが、宮島に着いてからが大変です。
島にタクシーはありませんが、厳島神社まで徒歩15分くらい、これなら大丈夫と踏んでいました。ところが、真昼間の太陽が照りつける中、日陰は海沿いに並ぶ松の木陰しかありません。神社の建物は目の前なのですが、なかなか近づきません。孫娘も額に汗し、暑そうな顔をしながらも、遅れて歩く私を支えてくれます。
ここでもし、私が倒れると熱中症の診断は間違いなし。救急車は来ないだろうと思いながら、何度も立ち止まり、何とか神社にたどり着きました。神社内では直射日光を受けず、吹き抜ける風で少しは生き返った感じです。
歩くしか選択肢がないので、覚悟を決めて、帰路につきました。幸い、途中にかき氷店の看板が目に入り、かき氷で身体を芯から冷やす作戦に出ました。何とか船着場にたどり着き、高速艇・広島での路面電車を乗りついで、無事ホテルに戻れました。ベッドで仮眠をとり、息を吹き返したので、当初の計画通り、夕食の広島焼きを食べに出かけました。もうこの時は正気に戻っていました。

原爆ドーム・広島平和記念資料館めぐり

翌朝には、孫への平和教育のつもりで、原爆ドーム・広島平和記念資料館に行きました。観光客の半数以上が外国人で、中学生の孫には私が説明を加えなくても、理解できるように展示がされており、彼女自身よく理解できていたようです。静かに閲覧し、昼過ぎの列車で帰神しました。  2024.6.17.