2021-7-22
日本では、いよいよ明日から東京オリンピックが始まります。
東京の新型コロナ感染者がオリンピックに合わせたように日々増加しており、今や、政府は何ら打つ手がなく、放置したままです。
なぜ、このような事態になったのか?
これまで、日本では欧米に比べて桁違いに感染者数、死亡数が少なかったのは、日本人のもつ感染症に対するガードの固さ、周囲への気配りなど、感染症対策に真面目に取り組んできたおかげです。
元々欧米人と東洋人とは異文化の人種です。辛抱強く耐えるのが日本人の特性です。
オリンピックを開催すれば、人流が増加し、感染者数が増えるのは自明のことです。国際社会に対してしっかりと「ノー」と言えなかった日本政府の責任は重大です。
オリンピックは黒船来襲のようなもの
江戸時代末期の黒船来襲時には、尊皇攘夷の若き志士たちが立ち向かい、日本国を守ってくました。
今回は、復興五輪として新生日本を世界に発信するはずのものが、腰砕けの中で、IOCの意見に押し切られた感が拭えません。彼らは、ワクチンという武器を引さげて、島国日本に攻め込んできたようなものです。国産ワクチンを持たず、接種率が上がらなかった日本の悲しさです。
高齢者の多くがワクチン接種済みですから、以前のように死亡者は増えないでしょうが、中年〜若年層の重症者が増加しているのが問題で、大きな傷が残りそうです。
今回の日本のオリンピックへの対応を見ていると、ずるずると太平洋戦争に巻き込まれた日本、気がつけば国土が焦土化していたという最悪のパターンにならないこと念ずるだけです。