米シカゴ「スーパースプレッダー」から15人感染、3人死亡

【4月11日 AFP】米国が入国制限を発動し、新型コロナウイルスを閉め出せたかのように思われていた2月下旬、呼吸器系に軽度の症状が出ていたイリノイ州シカゴ在住の男性が、知人の葬儀に参列した。 男性はその3日後、今度は誕生日パーティーに参加し、親族と共に祝った。https://www.afpbb.com/articles/-/3278094?pid=22262473

米疾病対策センター(CDC)によると、この男性は自身が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を発症しているとは知らずに感染の連鎖を引き起こし、結果15人が感染、うち3人が死亡したという。

イリノイ州が都市封鎖を施行したのは、これらの集まりがあった数週間後の3月21日だった。他の自治体も同時期に封鎖に踏み切った。

CDCはこの「スーパースプレッダー」の案件を、ソーシャル・ディスタンシング(対人距離の確保)の勧告や外出制限令に従うことがいかに重要かを物語る例とみなし、今回の感染拡大がどのように起こったのか、その詳細を報告している。


2020.05.14 Thursday