コロナウイルス病2019(COVID-19)の流行には多大な注意が払われていますが、中国のある特定の地域では非常に深刻ですが、その地域以外での臨床的影響は限られているようです。 COVID-19に関する議論で見失なってはならないのは、米国がすでに16,000人以上の死者を出した深刻なインフルエンザシーズンを経験しているという事実です。 このJAMAインフォグラフィックは、2つの疾患の発生率と死亡率を比較したいます。インフルエンザによる入院患者も28万人の及んでいます。小児においても、103名のインフルエンザ関連死がありました。(Coronavirus Disease 2019 and Influenza, JAMA Network, FEBRUARY 29, 2020 )
私のコメント:日本においても、阪神北広域こども初期急病センターでは昨年12月初め頃よりインフルエンザBの受診者増加が続いています。幸い重症化している小児は少ないようです。