これまでのインフルエンザ・パンデミック

A型インフルエンザウイルスは元来鳥類を中心に保有されていたウイルスです。少しずつその遺伝子が変化し,1957年のアジアインフルエンザと1968年流行の香港型インフルエンザと合わせて3回の大規模のパンデミックが20世紀には起きたことがわかっています。

最近では、2009年にはトリ由来のA型インフルエンザウイルス(H1N1)による流行を経験しています。2018/19年の新型インフルエンザは豚由来のH1N1型インフルエンザによるパンデミックです。

同じH1N1型インフルエンザでも、動物の種類によって宿しているウイルスのタイプが異なり、重症度も異なるようです。幸い、この2回のウイルスでは若年者や小児で重症化する症例は季節性インフルエンザと変わりませんでした。


2020/2/16